オリックスは山崎福也で連敗ストップへ【9/5パ・リーグ見どころ】

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ともに4戦ぶりの勝利を目指す塩見貴洋と山崎福也。左腕対決を制するのは

 9月5日の14時から楽天生命パークで楽天イーグルスとオリックスの第11回戦が行われる。4日の試合ではお互いに点を取り合う展開の中、浅村栄斗選手の2本塁打などで楽天が接戦をものにした。

【今季対戦成績】
楽天イーグルス→4勝5敗1分
オリックス→5勝4敗1分

【楽天イーグルス】塩見貴洋投手 10試合3勝5敗 57.2回 42奪三振、防御率4.53
【オリックス】山崎福也投手 9試合2勝3敗 51.1回 31奪三振、防御率4.38

 楽天の先発は塩見貴洋投手。前回登板では埼玉西武に対して2本塁打を浴びるなど5回5失点と振るわず、5敗目を喫した。ここ3試合はいずれも先制点を許して白星から遠ざかっているだけに、序盤をしのいで勝機を呼び込みたい。打線からは黒川史陽選手に注目したい。一軍初昇格を果たした4日の試合で、早速プロ初のスタメン出場を果たした黒川選手。1打席目には満塁の好機でしっかりと犠飛を決め、初戦から存在感を示した。プロ初打点に続き、プロ初安打にも期待がかかる。

 対するオリックスは山崎福也投手が先発。8月28日の登板では、千葉ロッテを相手に3本塁打を浴びて6回5失点と崩れた。4日の試合では3本塁打と活気づいた楽天打線に対して、一発長打に警戒しながらの登板となりそうだ。打線の注目は大城滉二選手。2試合連続で1番打者として起用された前日の一戦では、6回表に一時同点となる適時打を放って復調のきっかけをつかんだ。打率.171と苦しんだ8月を乗り越え、9月はリードオフマン定着へアピールを続けたいところ。

千葉ロッテは対鷹2戦2勝の好相性の美馬学が先発。栗原陵矢のバットから快音は響くか

千葉ロッテマリーンズ・美馬学投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 9月5日の14時からPayPayドームで福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第11回戦が行われる。2日の試合では7回表の集中打で逆転した千葉ロッテが勝利を収めた。連勝で2位・千葉ロッテがさらに詰め寄るか、それとも1位・福岡ソフトバンクが意地を見せるか。首位攻防戦第2ラウンドの見どころを見ていこう。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→3勝6敗1分
千葉ロッテ→6勝3敗1分

【福岡ソフトバンク】武田翔太投手 1試合1勝0敗 7回 6奪三振、防御率1.29
【千葉ロッテ】美馬学投手 10試合5勝2敗 60回 50奪三振、防御率4.95

 福岡ソフトバンクの先発は武田翔太投手。昨季オフの手術から明けて今季初先発となった前回は、北海道日本ハムを相手に7回1失点と好投。復帰戦を見事に白星で飾った。昨季は5試合に登板して0勝2敗、防御率9.72と苦手にした千葉ロッテを相手に、どのような投球を見せてくれるか。打線の注目は栗原陵矢選手。ここ2試合無安打と振るわない試合が続いているが、千葉ロッテ・美馬投手に対しては7打数3安打、1本塁打と相性の良さを見せている。

 対する千葉ロッテは美馬学投手が先発。前回登板では6回4失点と粘りの投球を見せ、古巣・楽天から初白星を挙げた。今季は福岡ソフトバンクに対して2戦2勝、防御率2.08と抜群の相性を見せており、この試合でも好投に期待がかかる。攻撃陣からは中村奨吾選手に注目したい。今季、福岡ソフトバンクに対しては打率.485と驚異的な打率を残しており、4日の試合でも決勝点となる勝ち越し打を放った。好相性のカードでさらなる存在感を示すか。

カード2戦目は好調の有原航平と来日2勝目を目指すノリンによる投げ合い

埼玉西武ライオンズ・ニール投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 9月5日の14時から札幌ドームで北海道日本ハムと埼玉西武の第14回戦が行われる。4日の試合では6対2で埼玉西武が勝利した。両チームのゲーム差は「1.5」。カード2戦目はどのような戦いが繰り広げられるか。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→9勝4敗
埼玉西武→4勝9敗 

【北海道日本ハム】有原航平投手 11試合3勝6敗 73.1回 67奪三振、防御率3.56
【埼玉西武】ノリン投手 1試合1勝0敗 6回 6奪三振、防御率4.50

 北海道日本ハムの先発は有原航平投手。前回登板した8月29日の福岡ソフトバンク戦では、7回3安打1失点と好投した。側近3試合はいずれも7イニングを投げ、合わせて(自責点1)と試合を作っている。好調をキープし4勝目なるか。打線では渡邉諒選手に注目。昨日の試合で4安打と気を吐いた。力強いバッティングでチームを勝利へ導きたい。

 埼玉西武先発はノリン投手。来日初登板となった8月29日の楽天戦では6回5安打3失点の投球で初勝利を飾った。期待の助っ人左腕は2勝目を手にすることができるか。打線は森友哉選手に期待だ。前日は6号2ランでチームを勢い付けると、5投手をリードしチームの勝利に大きく貢献した。今試合も攻守にわたる活躍で連勝の立役者となるか。後半戦巻き返しに向け、カード勝ち越しといきたい。

打率.189と苦しむ平沢大河は状態を上げられるか

千葉ロッテマリーンズ・平沢大河選手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 イースタン・リーグ公式戦、千葉ロッテ対埼玉西武の第7回戦は、ロッテ浦和球場で行われる。4日の同カードは5対5で引き分けに終わった。千葉ロッテでは平沢大河選手に注目。前日の試合に「2番・遊撃手」として先発出場すると、4打数2安打2四球の活躍を見せた。打率.189と苦しむかつてのドラ1は、このまま状態を上げてアピールなるか。対する埼玉西武では川越誠司選手が打率.293、4本塁打と当たっている。今試合でも安打を重ね、打率を3割に乗せたい。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→2勝3敗1分
埼玉西武→3勝2敗1分

9月負け無しの北海道日本ハムと9月未勝利の楽天の対戦

 イースタン・リーグ公式戦、北海道日本ハム対楽天第9回戦はファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われる。4連勝中の北海道日本ハムは万波中正選手が4日の試合で7号ホームラン。体勢を少し崩されながらもアウトコースの球を振り抜き、レフトポールぎりぎりに放り込んでみせた。一方で守備では最終回に失点に絡む送球エラーをしてしまった。カード2戦目は攻守で精度の高いプレーを披露し、チームの連勝に貢献してほしいところ。

 対する楽天は9月に入り、1敗2分けの白星なし。4日の試合は4番・下水流昂選手が3安打、5番・山下斐紹選手は2安打と気を吐くも、前後のバッターが沈黙しカード初戦を落とした。無安打に終わった和田恋選手と岩見雅紀選手のスラッガーは意地を見せられるか。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→2勝6敗
楽天→6勝2敗
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