<国内男子ゴルフ>小ミケルソン、と呼ばれたかった…? 藤田寛之らが練習ラウンド

チーム・協会

【練習ラウンドもソーシャルディスタンス】

コロナ禍で初めて行われる男子のレギュラーツアーは、48回目を迎える「フジサンケイクラシック」。
33回大会から、ここ山梨県の富士桜カントリー倶楽部で続いてきた伝統の一戦も、今年はいつもの見慣れた風景ではない。

なんといっても、1番ティ奥にいつもデン、とそびえたつ巨大な観戦スタンド。
無観客で行われる今年は、大会ロゴをかたどった看板のみの展示となり、この日1日火曜日は、練習ラウンドの選手たちも、つい寂しさをポロリ。

宮本勝昌ら、チーム芹澤の面々とやってきたベテランの藤田寛之も「そっか…。今年はスタンドが要らないんだもんね。なんか、風景が全然違うね」と、こぼしつつ、「今までスタンドを建ててくださった会社の方も、きっと今年は大変なんだろうな…」と、思いを寄せた。

”デビュー戦”を飾った先週の「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」で首位発進し、初戦Vを狙ったが、2日間競技の最終日に崩れて3位タイに終わった。

おりしも、シニア初戦で完全Vによる初優勝を達成した米のフィル・ミケルソンになぞらえ「せっかく藤田さんを”小ミケルソン”と呼ぼうと思っていたのにぃ」と、弟弟子の宮本に恨み言を言われて、苦笑。
「ダメダメ。スタートする前は自分でも、楽勝できるのかな、なんて思っていたけれど。全然、自分のゴルフをさせてもらえなかった」と、ルーキーの洗礼を浴びて終戦。

明けて無念の今週は、やっぱり落ち着くレギュラーツアーの今季国内初戦。互いに距離を取ったり、こまめに消毒したりと、いつもと別のひと手間は増えるが、馴染みの”ホーム”で先週のうっ憤を晴らせるといい。

試合が始まれば、いつもは1番ティ奥の立派なギャラリースタンドに、お客さんが一杯になるのですが…ちっぴりせつないコロナ禍での国内初戦。 【©JGTO】

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