大迫傑が、今だからこそ次世代に伝える「将来を左右する決断をする上で大切なこと」とは | オンライン陸上サマースクール
【高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト実行委員会】
今だからこそ、チャレンジすべき
受け身ではダメ
最終決断は自分自身である
現在拠点を置くアメリカから一時帰国をし、日本国内で高地トレーニングに取り組む大迫傑は、参加した高校生・中学生に対して「中学1年の頃は1時間半かけてクラブに通っていた。それも今思うと、一つのチャレンジだったと思う。部活動が出来てからは自分からの発信でどう考えているか、先生が引き出す指導をされていたので受身ではダメだと感じた。高校進学の進路については、両親からの『最終決断は自分自身である』という教えもあり、悩んだり迷ったりもしたが先生やいろいろな方と相談して最終的に全国の高校の中で一番速くなれる可能性を求めて自分で他県への進学を決意いました」と、陸上のための環境を求めて高校時代に東京から長野に越境し、そして大学卒業後は米国に渡った自身の経験を交えて、参加者たちに今だからこそチャレンジすべき考えやその重要性を伝えた。
【高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト実行委員会】
環境を変えることで、自分を変える
「練習によって環境を変えるのではなく、環境を変える事で自分を変えることを大事にしている。友達が居たりすると枯渇している感じが出てこないが、強制的に環境を変えることにより『ここにきたからにはやらなくては』という危機感を持てる」
といったアドバイスや、
「今は進路の選択肢が少ないので、僕らが出来る事は選択肢を増やしてあげる事かと思う。中学生から高校生にあがる時にアメリカに行ける事を知るだけでもいいし、若者に向けたサポートシステムもあれば競技だけでなく人間としての成長の幅も広がると思った。僕自身としても今後そういった取り組みもしていきたい」
と、次世代に対して、自身のチャレンジについて語った。
講義の最後には参加者の中からも積極的に質問が挙がり、「練習メニューを自分で組むようになった。大会前からの調整方法を教えてほしい」との質問に対して、大迫は「大会前にはすべての練習が終わっていると思ったほうがいい。大事なのは大会前の細かい調整でなくそれまでのトレーニング期間にしっかりと練習が積めるか。大会前はあまり考え過ぎない事、特別な事はせずいつも通りを心掛けたほうがいい」と、考え方を中心にアドバイスを送った。
最後に大迫は「こういう機会に考え方や情報を共有できたので、このような状況下ですが少しでもモチベーションアップになってもらえたら嬉しいです」と、講義を締めくくった。
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また、今回の大迫傑による「高校生が、今だからこそできる頭脳トレーニング」について、8月28日(金)18時からスポーツナビLIVEにてストリーミング配信実施を予定。
最新情報は、高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト公式ウェブサイト(www.withathletes.jp)および公式Twitter(@with_athletes / https://twitter.com/with_athletes)にて、随時発信。
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