アトレティコ・マドリーとバルセロナ、チャンピオンズリーグ準々決勝プレビュー

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パンデミックの影響により、準々決勝からのチャンピオンズリーグは中立地リスボンを舞台に無観客での一発勝負で行われる。アトレティコは13日にジョゼ・アルバラデでRBライプチヒと、バルセロナは14日にエスタディオ・ダ・ルスでバイエルン・ミュンヘンと対戦する。

アトレティコ・マドリー対RBライプチヒ(8月13日)

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この2チームにはいくつかの共通点がある。決勝トーナメント1回戦で昨季のファイナリストを撃破したのはその1つで、アトレティコは昨季王者リバプール、ライプチヒは昨季準優勝のトッテナムを破っている。いずれも新型コロナウイルスの感染拡大によりコンペティションが中断する前に8強入りを決めたこともそうだ。

国内リーグを3位で終えたことも共通している。アトレティコは8季連続でトップ3の地位を維持。ライプチヒも2季連続で3位に入り、ドイツを代表する新たな強豪としての地位を固めている。

一方、ピッチ上のプレーは対照的だ。ライプチヒは攻撃的なプレースタイルのチームで、今季は1試合平均2.33得点、同1.13失点を記録している。対するアトレティコは専守防衛のスタイルで、得点率は1.37ながら、失点率を0.76に抑えている。ただライプチヒのチーム得点王ティモ・ヴェルナーはチェルシーに移籍済で、既にチームを離れている。

両チームを率いるディエゴ・シメオネ、ユリアン・ナーゲルスマンは共に勝利の可能性を50%と見ている。それは異なるスタイルを持ちながら、レベルは拮抗している両チームが魅力的な一戦を見せてくれることを意味している。

バルセロナ対バイエルン・ミュンヘン(8月14日)

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初対戦となるライプチヒ対アトレティコとは違い、共に5度のチャンピオンズリーグ優勝回数を誇るバルセロナとバイエルンの対戦は、これまでいくつもの名勝負を繰り広げてきた伝統の一戦と言える。実際、今回のベスト8に勝ち残ったチームでチャンピオンズリーグの優勝経験を持つのはこの2チームだけだ。

両者は過去にチャンピオンズリーグで10度対戦しており、バイエルンが6勝2分2敗と勝ち越している。だが最後に対戦した2014/15シーズンの準決勝ではバルセロナがホームのファーストレグを3ー0で制し、敵地では2ー3で競り負けながらも決勝に駒を進めている。リオネル・メッシがジェローム・ボアテングを翻弄したシーンが有名な一戦である。

今大会はまだ3ゴールのメッシに対し、バイエルンの得点源ロベルト・レバンドフスキは13ゴールを量産している。優勝候補の筆頭と見られているバイエルン、世界最高のクラックを擁するバルセロナによる大一番は、世界中が注目する一戦となるはずだ。

両者を準決勝で待つのは…

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アトレティコが勝ち進んだ場合、準決勝ではパリ・サンジェルマンと対戦することが決まっている。一方、バルセロナが4強入りすればマンチェスター・シティーかオリンピック・リヨンと決勝進出をかけて戦うことになる。厳しい道のりが続くが、8月23日の決勝がラ・リーガ勢同士の対決となる可能性が残されていることも事実である。

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