8月13日の18時からPayPayドームで福岡ソフトバンクとオリックスの第9回戦が行われる。12日の試合では、投打がかみ合った福岡ソフトバンクが完封勝利を収めている。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→7勝1敗
オリックス→1勝7敗

◆昨季成績
【福岡ソフトバンク】大竹耕太郎投手17試合5勝4敗 106.0回 72奪三振、防御率3.82
【オリックス】張奕投手 8試合2勝4敗 27.1回 17奪三振、防御率5.93

　福岡ソフトバンクは大竹耕太郎投手が今季初の一軍マウンドに上がる。今季ウエスタン・リーグでは7試合に登板し4勝0敗、リーグトップの防御率1.98をマークするなど好調ぶりがうかがえる。打線は柳田悠岐選手が好調。打率.379、10本塁打、26打点で6、7月度の「大樹生命月間MVP賞」に輝いた柳田選手は、12日の試合で猛打賞の活躍を見せ、打率は驚異の.391。今試合でも勝利を引き寄せる一打に期待したい。

　対するオリックスの先発は張奕投手。昨季5月に支配下登録を勝ち取ると、8月8日の北海道日本ハム戦でプロ初勝利をマーク。今季の春季キャンプは右ひじ痛で離脱したが、7月5日の復帰戦では3イニングを2安打無失点に抑えるなど、順調な回復ぶりを見せた。今試合では、粘り強い投球で連敗ストップに貢献したい。打線は吉田正尚選手に注目。12日の試合ではチームで唯一のマルチ安打をマークし、8月の打率は.424と好調をキープしている。豪快なフルスイングで、チームを勝利に導けるか。

　8月13日の18時からメットライフドームで埼玉西武と楽天の第8回戦が行われる。12日の試合では6得点を挙げた楽天が勝利している。

【今季対戦成績】
埼玉西武→2勝5敗
楽天イーグルス→5勝2敗

【埼玉西武】與座海人投手 7試合2勝3敗 35.2回 17奪三振、防御率4.79
【楽天イーグルス】松井裕樹投手 3試合0勝1敗 13.2回 10奪三振、防御率5.27

　埼玉西武の先発は與座海人投手。前回登板の北海道日本ハム戦では4回途中6安打4失点と悔しい結果に終わっている。課題となる立ち上がりを克服し、本来の投球で苦しむチームを救えるか。打線で注目したいのは森友哉選手。12日の試合では10試合ぶりとなる本塁打を放ち、復調の兆しを見せた。主軸らしい働きを見せ、チームの連敗に歯止めをかけたい。

　対する楽天は松井裕樹投手が先発。前回登板の福岡ソフトバンク戦では5回8安打3失点の内容で今季初黒星をマークした。埼玉西武とは今季初対戦となるが、松井投手らしい投球で念願の白星を手にしたい。打線で注目すべきは島内宏明選手だ。11日の試合では今季6度目の猛打賞を記録し、4打数3安打2打点という活躍でチームの連勝に大きく貢献した。この試合でも松井投手をしっかり援護したい。

　8月13日の18時からでZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと北海道日本ハムの第9回戦が行われる。12日の試合では、北海道日本ハムが12安打12得点の猛攻で勝利している。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→4勝4敗
北海道日本ハム→4勝4敗

【千葉ロッテ】岩下大輝投手 6試合3勝3敗 33.2回 27奪三振、防御率3.48
【北海道日本ハム】河野竜生投手 6試合2勝3敗 33.1回 22奪三振、防御率4.05

　千葉ロッテの先発は岩下大輝投手。前回登板のオリックス戦では6回6安打3失点（自責2）で敗戦投手となり、自身3連敗と悪い流れが続いている。武器の直球で北海道日本ハム打線をねじ伏せ、今試合こそ白星を手にしたい。打線は井上晴哉選手に注目。12日の試合では、一時3点差に迫る11号3ランを放った。また左投手に対して打率.387をマークするなど好相性を見せており、今試合での活躍にも期待したい。

　対する北海道日本ハムは河野竜生投手が先発マウンドに上がる。前回登板の埼玉西武戦では5回4安打2失点で2勝目をマーク。また、7月19日には千葉ロッテを相手に8回4安打2失点でプロ初勝利を挙げている。今試合でも直球と変化球を織り交ぜた投球で千葉ロッテ打線を封じ込められるか。打線は、中田翔選手に期待。12日の試合では初回にリーグトップタイの14号2ランを放つと、7回表には15号3ランでリーグトップに躍り出るなど、3安打6打点の活躍を披露。今試合でも先発・河野投手に早めの援護点をプレゼントしたい。


「パ・リーグ インサイト」編集部