リーグ史上初! アメリカでパ・リーグ主催試合のLIVE放送が決定

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【(C)PLM】

 パ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング株式会社(以下PLM)は、米国スポーツ専門チャンネルFor the Fans「FTF」と、アメリカ合衆国内における2020年のパ・リーグ主催試合放送のパートナーシップ契約に合意したことを発表した。パ・リーグ6球団が揃ってのアメリカでのライブ放送実現は、リーグ史上初の事例となる。

 PLMは「プロ野球の新しいファンを増やす」というミッションを掲げており、海外でのファン獲得のため2009年から海外放送局とのパートナーシップ契約実績を作ってきた。現在、台湾においてはFOXスポーツ台湾にて年間250試合以上を放映中。李大浩(当時福岡ソフトバンク)選手が在籍時に韓国でも放映が実施された実績があり、アメリカ進出も常に機会をうかがっていた。

 これまでのアジアという枠を超えたアメリカでのLIVE放送開始となるが、現在パ・リーグに在籍する選手たちからも期待や喜びのコメントが寄せられており、千葉ロッテ・ハーマン投手は、「情熱的なファンの応援や質の高い日本のプロ野球をぜひ楽しんでもらいたい」と語る。

「リリーフとしてチームのピンチを救う姿をアメリカの家族や友人にも観てもらえるように頑張ります」(埼玉西武・ギャレット投手)、「僕の力強く情熱のあるピッチング、また野球が大好きというエネルギーを感じていただきたい」(北海道日本ハム・マルティネス投手)と、自身のプレーが祖国で放映されることに喜びを感じている選手たちも。

 また「日本人選手の方々は技術もあり、とても伝統的なスタイルでプレーをしているので、僕自身もそんな選手たちと一緒に楽しみながらプレーをしています」(北海道日本ハム・バーヘイゲン投手)と語るように、アメリカの野球ファンはもちろん、現在アメリカでプレーする選手たちに対しても、日本プロ野球、パ・リーグについて認知してもらう機会となり、彼らが将来的なプレーを考えるきっかけとなるかもしれない。

文・上野友輔

■契約期間
2020年8月〜11月(予定)

■対象試合
パ・リーグ主催の公式戦200試合以上(予定)
※クライマックスシリーズを除く

■地域
アメリカ合衆国

■放送チャンネル
For the Fans「FTF」

■放送プラットフォーム
ケーブルTV、デジタル
※ライブに加えて再放送(最大2回)も実施予定

■デイヴィッド・グロス(FTF - For the Fans社⻑)コメント
「FTFでは常に、世界中の感動的なスポーツの数々をファンに提供する努力をしています。この度、日本プロ野球、パシフィック・リーグの試合をFTF全チャンネルでお届けできることになり光栄です。1日3試合の放送を通じ、アメリカのスポーツファンにパ・リーグそして選手たちの素晴らしさを思う存分鑑賞し味わってもらえることでしょう」

■根岸友喜(パシフィックリーグマーケティング株式会社 代表取締役CEO)コメント
「この度、アメリカで躍進中のスポーツ専門ネットワークであるFTFとパートナーシップ契約を結べたことを大変うれしく思います。FTFでの放送が、アメリカの皆さまに日本のプロ野球を知っていただき、パ・リーグの試合をお楽しみいただくきっかけとなることを願っています。私たちは「プロ野球の新しいファンを増やす」というミッションを遂行するため、今回のFTFとの取り組みのように、国内外問わずさまざまなチャレンジを今後も続けてまいります」

■パ・リーグで活躍するアメリカ出身選手からのコメント
・ニック・マルティネス投手(北海道日本ハム)
「ここ日本では野球がとても人気で、世界の中でもベストなスポーツの一つだと思っているので、アメリカの方々に日本のプロ野球を観ていただくことはとても楽しみです。個人としては、野球ファンである全ての方々に、僕のプレーを観ていただければと思います。また、そういったファンの皆さんには、僕の力強く情熱のあるピッチング、また野球が大好きというエネルギーを感じていただきたいです」

・ドリュー・バーヘイゲン投手(北海道日本ハム)
「まずは家族や仲の良い友人たちには、自分がプレーしている姿を観てもらいたいです。また、心から野球を好きでいてくれているファンの皆さんにも、日本のプロ野球を観ていただき、日本の野球とアメリカの野球の違いを知っていただきたいです。日本人選手の方々は技術もあり、とても伝統的なスタイルでプレーをしているので、僕自身もそんな選手たちと一緒に楽しみながらプレーをしています。今シーズンの今後の目標として、自分が登板している試合では、まずチームの勝利に貢献し続けること、また先発投手として⻑いイニングを投げることなので、そういった部分もアメリカにいる野球ファンの皆さんに観ていただければと思います」

・リード・ギャレット投手(埼玉西武)
「今回アメリカでもパ・リーグの試合を観ることが出来るようになると聞いてとてもうれしく思います。リリーフとしてチームのピンチを救う姿をアメリカの家族や友人にも観てもらえるよう頑張ります」

・フランク・ハーマン投手(千葉ロッテ)
「アメリカでも日本のプロ野球を見れる機会ができてとてもうれしいよ。今は新型コロナウイルスの影響があるけど、情熱的なファンの応援や質の高い日本のプロ野球をぜひ楽しんでもらいたいね」
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