再開するチャンピオンズリーグ、ラ・リーガ勢3チームを展望

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2019/20シーズンのラ・リーガ・サンタンデールを終え、ファンの注目は再開するチャンピオンズリーグへと向けられはじめた。新型コロナウイルスの感染拡大により、半数を終えたところで中断していた決勝トーナメント1回戦のセカンドレグがいよいよはじまる。

アトレティコ・マドリーは昨季王者のリバプールを敵地アンフィールドで破り、一足先にベスト8進出を決めている。一方、バレンシアはグループ首位で16強入りを決めたものの、決勝トーナメント1回戦でアタランタに敗れた。そしてレアル・マドリーとバルセロナは今週末、8強入りをかけてマンチェスター・シティ、ナポリとのセカンドレグに臨む。

マンチェスター・シティ対レアル・マドリー(8月7日)

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レアル・マドリーとマンチェスター・シティのファーストレグは2月26日、新型コロナウイルスが蔓延する前に行われた。ホームのレアル・マドリーはイスコのゴールで先制したものの、シティはガブリエル・ジェズスのゴールとケビン・デブルイネのPKにより、敵地で2ー1のスコアを手にしている。

しかもこの試合ではセルヒオ・ラモスが退場し、エティハド・スタジアムのセカンドレグはキャプテン抜きで戦うことになった。ラ・リーガ再開後の11試合でセンセーショナルなパフォーマンスを見せていただけに、ラモスの欠場は大きな痛手だ。10連勝で優勝を決めたレアル・マドリーにおいて、彼はリーグトップの堅守を支えただけでなく、攻撃面でも6ゴールを決めている。

ラモスの代役としてラファエル・バランとセンターバックを組むのはエデル・ミリトンとみられている。ラモス以外の主力選手は揃う予定で、ティボ・クルトワ、カゼミロ、エデン・アザール、カリム・ベンゼマらが先発に名を連ねることになるだろう。

バルセロナ対ナポリ(8月8日)

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史上初の顔合わせとなった両者の対戦は、組み合わせが決まった時から大きな注目を集めてきた。2月25日に行われたファーストレグは1ー1のドローで、アントワーヌ・グリーズマンが貴重なアウェーゴールを決めている。キケ・セティエン監督にとって、ラ・リーガ・サンタンデールの終盤に怪我した彼の復帰が間に合ったことは朗報だ。一方、セルヒオ・ブスケッツとアルトゥロ・ビダルの出場停止に加え、ウスマン・デンベレとサミュエル・ウンティティも全快には至っていない。

主力の数人を欠くバルセロナにとって、ナポリは簡単な相手ではない。セリエAを7位で終えたジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、クラブ史上初のCL制覇への希望を見失ってはいない。それでもリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、グリーズマンが前線に並ぶ攻撃は極めて危険であり、たとえ無得点でもマルク=アンドレ・テアシュテーゲンが無失点に抑えることさえできれば勝ち上がれる立場にある。

ライプチヒ対アトレティコ・マドリー(8月13日)

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決勝トーナメント1回戦でリバプールを破ったアトレティコは、既にライプチヒとの準々決勝に目を向けている。ライプチヒは初の決勝トーナメント進出となるが、ディエゴ・シメオネ監督はブンデスリーガで3位に入った新興クラブを過小評価するつもりはない。

アトレティコもリーグ再開後に調子を上げ、3位で今季のラ・リーガ・サンタンデールを終えた。10連勝を挙げた王者レアル・マドリーには及ばなかったものの、アトレティコも再開後の11試合で勝ち点25を積み重ねている。

シメオネ率いるチームはシーズン終盤の重要な時期にしっかりピークを合わせてきた。現在も大きな怪我人はおらず、中立地リスボンでの一発勝負となる準々決勝に向けてファンの期待は高まっている。

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