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夏、タイムが落ちる理由…『シャルルの法則』

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 モーターは生き物。気温や気圧、湿度によって出力が変わる。調整面で選手が気にしている事柄である。
中でも『気温』は、選手も解説者もよく口にする。「昨日と比べ、きょうはかなり気温が上がる予報が出ていますから調整が大変…」というアレである。

では、気温が上がるとどうなるのだろうか…。

ハッキリしているのはタイムが落ちるということだ。

以下は極端であるが、ボートレース浜名湖の夏と冬のタイム差の一例である。
【昨日、8月1日の浜名湖6R 気温28度・天候:晴】

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勝ちタイムは1分51秒0である。一方…

【今年1月21日の浜名湖12R 気温10度・天候:晴】

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勝ちタイムは1分47秒0。つまり4秒の差がある。1800メートル走って90メートル近い差が出る単純計算だ。かなりの違いである。
むろん、タイムはレース展開に左右されるため一方的に決めつけられないが、この傾向は全国どこにいっても変わらない。『冬は出て、夏は出ない』のがモーターやエンジンなのである。

では、なぜそうなるのだろうか…。
その原理となるのが『シャルルの法則』である。『圧力一定のもとで、一定物質量の気体の体積Vは絶対温度Tに比例する』という物理の原理だ。…正直ちょっと理解できない

これを小学生でも(いやいや筆者でも)分かるようにいえば、『空気は温められると膨張する。膨張するとその分、空気は薄くなる』という法則と言い換えることができる。夏は膨張するので空気が薄くなるのだ。

ボートレースでは『水冷式縦型直列2気筒2サイクル、排気量396.9ccのガソリンエンジン』を使っているが、その396.9ccの燃焼室(シリンダ)に入ってくる空気(燃料との混合気)は夏場、容量は同じでも薄いのである。
薄い空気と濃い空気を比べれば、濃い空気の方が勢いよく燃えるのは当然の理である。

学生時代、『数学とか理科とか、そんなこと勉強して何になるの?!』と感じていた向きも多いだろう。が、どうしてどうして、こんな身近に活用の場があるではないか。
『役に立たない』と軽々に口走るのはやめにしたい。

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