<国内男子ゴルフ>JGTO理事がデビュー戦。佐藤信人は43位タイ(国内シニアツアー)
【どちらが本業?! 写真はコースセッティングアドバイザーとして参加した17年ゴルフツアー選手権時 ©JGTO】
佐藤信人が、7月30日と31日に静岡県の朝霧カントリークラブで行われた今季のシニアツアー開幕戦「ISPS HANDA コロナに喝!!」で、シニア初参戦。
通算1アンダー、43位タイの成績を収めて「6年ぶりの試合で久しぶりにすごい緊張感を味わいましたが、思ったより良い成績が出てホッとしています」と、安堵した。
レギュラーツアーで9勝を誇るが40歳を目前に、イップスや腰痛に悩まされて、同ツアーは2014年の日本プロを最後に「引退」を決意。
大学時代の米国留学や、09年には欧州ツアー参戦など豊富な経験と、プロならではの鋭い観察眼を活かしてゴルフ解説者として活躍するかたわら、レギュラーツアーを主管するJGTOのコースセッティングアドバイザーや、18年からは理事を兼任。
裏方として従事してきたが、50歳を契機にこのたびシニアツアーで6年ぶりの実戦復帰を果たした。
「ゴルフの内容は不甲斐ないものでしたが懐かしい面々と、久しぶりに会って色々とお話ができたことが、今回の一番の収穫でした」。
デビューしたての新人だが、先輩方はレギュラーツアーでしのぎを削った旧知の顔ばかり。
記念すべき”初戦”はJGTO理事の社交場としても、得るものは多かったようだ。
なお、大会は柳沢伸祐が通算13アンダーで通算3勝目を飾った。
佐藤信人(さとうのぶひと)
1970年3月12日生まれ。千葉・薬園台高校卒業後、米国に渡り、陸軍士官学校を経てネバダ州立大学へ。1993年に帰国してプロテストに一発合格。97年の「JCBクラシック仙台」で初優勝した。
勝負強いパッティングを武器に片山や谷口らと00年、02年と賞金王を争い、00年には平均ストローク1位にもなった。ツアー通算9勝をあげて、04年には欧州ツアーに挑戦。
しかし40歳を前にイップスや腰痛に悩まされるようになり、現在はその数奇な経歴と、プロならではの鋭い観察眼とゴルフの枠を越えた豊富な知識、語学力とそつのない話術を生かして、主にゴルフ解説者として活躍。JGTO理事の肩書も持ち、第二のプロ人生を邁進中だ。ゴルフ界きっての人格者としても知られる。
テレビ解説者としての顔も!! 18年撮影 【©JGTO】
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