7月の打率.324と好調の周東佑京に期待。「パーソル パ・リーグTV」で5試合を配信予定【7/28見どころ】

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【画像提供:パーソル パ・リーグTV】

1位・福岡ソフトバンクと3位・埼玉西武の6連戦初戦。鈴木将平と周東佑京に注目

 7月28日、PayPayドームで福岡ソフトバンクと埼玉西武の第7回戦が18時から行われる。上位争いを演じる2チームのゲーム差はわずか「1」。大きく順位に影響の出る重要な一戦の注目選手を紹介していく。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→2勝4敗
埼玉西武→4勝2敗

【福岡ソフトバンク】千賀滉大投手 3試合2勝1敗 17.2回 15奪三振、防御率3.57
【埼玉西武】今井達也投手 5試合2勝3敗 27回 19奪三振、防御率6.00

 2週連続で本拠地6連戦を戦う福岡ソフトバンクは、千賀滉大投手が先発のマウンドへ。前回登板した21日の北海道日本ハム戦では、6回まで無失点の好投を見せていたが、7回に2点を失い負け投手となった。昨季の埼玉西武戦には5試合に先発して2勝2敗、防御率3.94とパ・リーグ球団のなかでは一番苦手としていたが、CSファイナルでは8回10奪三振無失点の快投を見せた。今季初対戦のマウンドでも、前回対戦のような圧巻の投球を見せられるか。因縁の対決に注目が集まる。

 打線では周東佑京選手に注目したい。昨季は主に代走で起用されていたが、今季は二遊間での先発出場が増えている。持ち前の快足で埼玉西武バッテリーを翻弄し、チームを勝利に導けるか。

 対する埼玉西武の先発は今井達也投手。前回登板した21日の千葉ロッテ戦では、5回3失点で勝ち星を挙げるも、「最低限の仕事しかできなかった」と後悔を口にした。前回登板の雪辱を果たす好投に期待したい。

 打線の注目は鈴木将平選手。7月途中からスタメンに定着すると、1番打者としてチームをけん引する活躍を続けている。7月の打率.323と好調の若獅子は、首位・福岡ソフトバンク攻略の糸口となれるか。

美馬学が雪辱のマウンド、鈴木大地は慣れ親しんだ地で復調へ…… 古巣への恩返しに注目

千葉ロッテマリーンズ・美馬学投手 【画像提供:パーソル パ・リーグTV】

 7月28日、ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと楽天イーグルスの第7回戦が18時から行われる。先週までの両チームは、4位・千葉ロッテがビジター12連戦を5勝7敗で負け越し。楽天はホーム11連戦を4勝6敗1分で負け越して首位から2位へ順位を落としている。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→1勝5敗
楽天イーグルス→5勝1敗

【千葉ロッテ】美馬学投手 5試合2勝2敗 30.1回 27奪三振、防御率4.75
【楽天イーグルス】石橋良太投手 5試合1勝3敗 25回 23奪三振、防御率5.76

 千葉ロッテ・美馬学投手は今季2度目の古巣との対戦。その前回対戦では、毎回走者を背負う展開で試合中盤には浅村栄斗選手に3ランを被弾。6回途中9安打4四球5失点で黒星を喫した。雪辱のマウンドで今季3勝目を狙う。対する楽天イーグルス・石橋良太投手は、美馬投手と投げあった7月5日の千葉ロッテ戦で6回1失点で勝ち投手となった。昨季、4試合で1勝1敗、防御率4.80と苦手としていたZOZOマリンスタジアムで好投を見せられるか。

 前回の楽天6連戦は負け越してしまった千葉ロッテだが、このときマーティン選手は3試合連続ホームランを放っており、さらに現在7試合連続安打中と好調を維持している。これ以上楽天相手に負け越さないためにも、チームとしては再びマーティン選手に強烈な当たりが出てほしいところだろう。

 一方、楽天イーグルス・鈴木大地選手は、前回の千葉ロッテ6連戦で打率.423、1本塁打4打点と、古巣への恩返しとばかりに打ちまくった。先週から調子自体は下降気味だが、慣れ親しんだZOZOマリンで復調を図りたい。

復帰後初白星を目指す上沢直之が先発。アルバースは2戦連続の好投なるか

北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手 【画像提供:パーソル パ・リーグTV】

 7月28日、札幌ドームで北海道日本ハムとオリックスの第7回戦が18時から行われる。ここから巻き返しを狙う両チーム。5連戦・初戦の見どころを紹介する。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→1勝4敗1分
オリックス→4勝1敗1分

【北海道日本ハム】上沢直之投手 2試合0勝1敗 10回 10奪三振、防御率3.60
【オリックス】アルバース投手 5試合2勝2敗 26.2回 24奪三振、防御率3.38

 ここから順位を上げたい北海道日本ハムの先発投手は上沢直之投手。今季3度目の先発のマウンドとなる上沢投手。前回登板の千葉ロッテ戦では5回5失点(自責点3)で敗戦投手となった。怪我から復帰した右腕は、復帰後初白星を手繰り寄せられるか。

 打線の注目は近藤健介選手だ。26日の福岡ソフトバンク戦ではチームで唯一3安打を放ち猛打賞を記録してる。また、先発の上沢投手と同学年であり、先発復帰戦では自身の適時二塁打で上沢投手の負けを消している。次は待望の白星を自らのバットでプレゼントしたい。

 対するオリックスの先発はアルバース投手だ。前回登板した21日の楽天戦では、6回2失点で勝ち投手となった。北海道日本ハムとの前回対戦では、7回を99球8奪三振無失点と打線を寄せ付けない好投を披露。2戦連続の好投でチームに勢いをつけたい。

 打線では主砲・吉田正尚選手に期待がかかる。ここまでチームトップの7本塁打を放ち、打率.342と福岡ソフトバンク・柳田悠岐選手に次ぐリーグ2位の好成績を残している。1位から6位が4.5ゲーム差と混戦を極めるなか、巻き返すためにはこのカードの連勝は不可欠。豪快な一発で北海道日本ハムを打ち負かすことができるか、この男の打席に要注目だ。

リーグ最多6本塁打の高木渉と打率 .418の首位打者・樋口龍之介が競演

埼玉西武ライオンズ・高木渉選手 【画像提供:パーソル パ・リーグTV】

 CAR3219フィールドでは、埼玉西武と北海道日本ハムのイースタン・リーグ公式戦、第3回戦が行われる。イースタン最多24本塁打を記録する埼玉西武は、前回の対北海道日本ハム戦でも2試合で7選手がホームランを放っている。リーグ最多本塁打の高木渉選手を筆頭に、フルスイングから飛び出す一発を楽しみにしよう。一方、前の試合でようやく連敗を7で止めた北海道日本ハム。樋口龍之介選手が打率4割をどこまで維持できるかが見どころになる。

【今季対戦成績】
埼玉西武→1勝1敗
北海道日本ハム→1勝1敗

2年目・野村大樹のパンチ力に期待

 タマホームスタジアム筑後では、福岡ソフトバンクと阪神のウエスタン・リーグ公式戦、第5回戦が行われる。先発が予定されている松本裕樹投手は7月8日に阪神と対戦しており、4回4安打1失点に抑えた。リーグ4位の打率.305を記録する2年目・野村大樹選手は、6月28日の阪神戦でウエスタン公式戦ではあるが、プロ入り1号ホームランを打っている。再び若虎相手にパンチ力をアピールできるか。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→3勝1敗
阪神タイガース→1勝3敗


「パ・リーグ インサイト」編集部
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