2019/20シーズン、予想外の活躍を見せた5選手
【(C)LaLiga】
【(C)LaLiga】
ルーカス・オカンポス(セビージャ)
右サイドを主戦場としながら、攻撃的なポジションはほぼ全て網羅した。エイバル戦で生じた緊急事態にはGKまで務め、終了直前に相手GKディミトロビッチのシュートをセーブしてみせた。7月11日に25歳の誕生日を迎えた彼は、アルゼンチン代表でも主力に定着している。
【(C)LaLiga】
ヤンヘル・エレーラ(グラナダ)
セルタ戦やアラベス戦で決めたゴールは攻撃面での才能を示すものだが、彼の一番の特徴は優れたパスセンスと抜群の運動量を駆使して中盤をコントロールする能力だ。シーズンの大半に渡って順位表の上位をキープし、史上初のヨーロッパリーグ出場権を手にした今季のグラナダには素晴らしい選手がたくさんいた。エレーラはその中でも際立ったパフォーマンスを見せた選手であり、多くのクラブが今後の動向に注目している。
【(C)LaLiga】
マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー)
だが相次ぐ怪我人の影響もあって出番が増えた年明け以降はすぐに結果を出しはじめた。2月のバレンシア戦でラ・リーガ初ゴールを決めると、翌月にはチャンピオンズリーグのリバプール戦で2ゴールを挙げる活躍を果たし、欧州王者を敗退に追い込む立役者となった。6月のリーグ再開後はシメオネにとって最も重要な選手の一人となり、8試合で5ゴールを記録。アトレティコが3位でシーズンを終える原動力となった。
【(C)LaLiga】
モハメド・サリス(バジャドリー)
10月のエイバル戦ではラ・リーガ初得点も決めた。無人のゴールに押し込むだけのゴールだったとはいえ、チームが勝ち点3を獲得する上で重要な追加点となった。今季の活躍により、国内外で注目を集めはじめた彼は遅かれ早かれ他クラブに引き抜かれることになるだろう。それでもバジャドリーのファンは、少なくともあと1シーズンはホセ・ソリージャで彼のプレーが見られることを願っている。
【(C)LaLiga】
サンティ・カソルラ(ビジャレアル)
しかし、彼がピッチ上でもたらす影響力の大きさは数字だけでは説明しきれない。たとえばGKからのロングパスを前線で受け、ダイレクトでジェラール・モレーノに落としたシーズン終盤のバレンシア戦の芸術的アシストなどは、人々の記憶にとどまり続けることだろう。エイバルとの最終節を最後にビジャレアルを離れることになったが、再びラ・リーガで彼のプレーが見られることを誰もが願っている。
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