連覇もしくは連勝か!? アイビスサマーダッシュを占う!
【2019/7/28 新潟11R アイビスサマーダッシュ(G3) 1着 11番 ライオンボス】
アイビスサマーダッシュ出走馬の前走クラス別成績(過去10年)
■表1 【アイビスサマーダッシュ出走馬の前走クラス別成績(過去10年)】
前走G3組の前走レース別成績
■表2 【前走G3組の前走レース別成績】
前走G3組の前走入線順位別成績
■表3 【前走G3組の前走入線順位別成績】
前走オープン特別組の前走レース別成績
■表4 【前走オープン特別組の前走レース別成績】
前走韋駄天S組の前走入線順位別成績
■表5 【前走韋駄天S組の前走入線順位別成績】
前走韋駄天S2着馬も【0.2.0.1】と好調。一方、前走5着以下に敗れた馬の巻き返しはない。同じ新潟芝1000mのレースだけに、韋駄天Sの結果はアイビスSDに直結するとみてよさそうだ。
前走3勝(1600万)クラス組の前走脚質別成績
■表6 【前走3勝(1600万)クラス組の前走脚質別成績】
そこで前走3勝(1600万)クラス組は前走脚質別成績(表6参照)に注目した。前走で逃げた馬が【1.0.1.1】という成績だった。今回は芝1000mのレースなので、相当なダッシュ力や極限のスピードが問われる。アイビスSDで実際に逃げるかどうかはわからないが、前々で競馬ができる馬でないとチャンスは生まれにくいだろう。
今年のアイビスサマーダッシュ出走予定馬
■表7 【今年のアイビスサマーダッシュ出走予定馬】
まずはサマースプリントシリーズに挑戦している前走函館スプリントS組とCBC賞組をみていく。函館スプリントS組はミキノドラマー1頭しかおらず、同馬は前走16着と惨敗している。前走CBC賞組は優勝馬ラブカンプーら3頭の登録があった。今年のCBC賞は例年の中京ではなく阪神で行われたが、着順が最も良かったラブカンプーが有力とみたい。
続いてオープン特別の中で最有力である前走韋駄天S組をみていく。登録の段階では6頭いて上位1〜3着馬が揃って出てきそうだ。韋駄天S1着だったライオンボスは昨年のアイビスSDの覇者。今年も満を持しての参戦で連覇がかかる。現役屈指の新潟芝1000m巧者というべき存在で、この条件では大崩れは考えにくい。
韋駄天S2着だったのがジョーカナチャン。今回重賞初挑戦だが、新潟芝1000mは【2.1.0.1】で得意としており侮れない。韋駄天S3着ダイメイプリンセスは、18年にアイビスSDを制している。成績にはムラがあるが、夏場が得意なだけに今回も要注意だろう。
前走3勝クラス組の馬ではアユツリオヤジを警戒したい。前走テレビユー福島賞を逃げて5馬身差で圧勝した。デビューから一貫してダートを使われていたが、初めて走った芝のレースで一変した。未知な面はあるものの、非常に不気味な存在だ。
文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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