セレッソ大阪【Match Review】坂元の鋭い突破が先制点の起点に。藤田は嬉しい加入後初ゴール!広島の猛攻も防ぎ、価値ある勝点3を獲得
【CEREZO OSAKA】
前節同様、立ち上がりからスムーズにボールを回すセレッソ。清武弘嗣を起点に丸橋祐介のクロスからチャンスを作る。守備でも相手2トップの裏抜けをしっかり監視。危なげなく試合を運ぶと、20分、先制に成功。松田陸のパスカットからボールを運び、藤田直之が右サイドの坂元達裕へパスを付けると、相手DFと1対1になった坂元は、左足で中にクロスを入れるキックモーションから縦に切れ込む得意のフェイントで相手を抜き去り、右足でクロス。これが相手のオウンゴールを誘発。ニアに飛び込んだ都倉賢をマークしていた佐々木翔の足に当たり、ゴールに吸い込まれた。
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後半も立ち上がりに主導権を握ったのはセレッソ。50分、藤田が高い位置でボールを奪うと、ショートカウンターを発動。清武が相手を引き付けて藤田へパスを送ると、藤田はGKの動きを冷静に見ながら、ゴールに流し込んで追加点。この得点が、藤田にとっては嬉しいセレッソ加入後初ゴールとなった。
これで試合運びに余裕が生まれたかに思われたが、2点目を奪った直後の53分、すぐに1点を返される。バランスを崩しながら予期せぬタイミングで出てきたパスに対し、マテイ ヨニッチがドウグラス ヴィエイラの足を引っかけてPKを与えると、これをドウグラス ヴィエイラに決められた。
ここから試合は「行ったり来たりが多い」(ロティーナ監督)オープンな展開に。セレッソは64分、清武のクロスに合わせた坂元のヘディングがクロスバーを直撃。72分にも、都倉が粘ってキープし、清武のパスを受けた坂元がサイドから切れ込んで際どいシュートを放った。広島にも決定機を作られたが、ここで立ちはだかったのが、GKキム ジンヒョン。73分、83分とレアンドロ ペレイラの決定的なシュートを見事に阻止。前者はシュートコースにしっかり入り、体に当てて防ぐと、後者は左手一本でかき出した。
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(文=小田尚史)
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