ラ・リーガに帰ってきた神童、ウーデゴー

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レアル・ソシエダの新たなスターとなった今季、ウーデゴーは若くしてレアル・マドリーに引き抜かれた理由をラ・リーガの舞台で証明しはじめた。


レアル・ソシエダにレンタル移籍した今季、マルティン・ウーデゴーはラ・リーガ・サンタンデールを代表する選手として素晴らしいパフォーマンスを見せている。シーズン序盤からゴールやアシストを連発し、上位進出の立役者となった彼は、昨年9月にラ・リーガ選出の月間MVPにも輝いた。

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ウーデゴーは1998年12月、ノルウェー南部のドランメンに生まれた。地元クラブのストレームスゴトセトで13歳からトップチームの練習に参加し、15歳で同国1部リーグの最年少デビュー記録を更新。16歳となって間もない2015年1月にレアル・マドリーと契約すると、同年5月のヘタフェ戦で同クラブの最年少デビュー記録を塗り替える16歳と157日でのラ・リーガ・サンタンデールデビューを果たした。

レアル・マドリーではBチームに当たるカスティージャで58試合に出場。2017年1月にはオランダのヘーレンフェーンへレンタル移籍し、18ヶ月に渡って経験を積んだ。2018/19シーズンは同じオランダのフィッテッセで11ゴール12アシストを記録し、PSV、アヤックスの選手以外で唯一エールディビジのベスト11に選ばれた。

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そして昨夏、ウーデゴーはレアル・マドリーとの契約を2023年まで更新。同じくスカンジナビア出身の若手有望株アレクサンデル・イサクらと共に、レアル・ソシエダの新戦力としてラ・リーガに帰ってきた。チュリ・ウルディン(レアル・ソシエダの愛称)を率いるイマノル・アルグアシル監督はバレンシアと1ー1で引き分けた開幕戦からさっそく彼を先発に起用。指揮官の期待通り、第2節マジョルカ戦ではラ・リーガ初ゴールを決め、チームにシーズン初勝利をもたらした。

その後も攻撃的MFとしてテクニックとパス能力を存分に発揮。第4節アトレティコ・マドリー戦では本拠地レアレ・アレナでの初ゴールを決めて2ー0の勝利の立役者となり、第6節アラベス戦では信じられないスルーパスを通して味方のゴールをアシストした。これまでラ・リーガでは4ゴール5アシストを記録。コパデルレイでも3ゴール3アシストと活躍し、1988年以来の決勝進出に貢献している。

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早くからプロの世界で経験を積んできた21歳は、既にチームを牽引するリーダーの風格すら感じさせる。レアル・ソシエダでのレンタル期間はあと1年。ただ今季の活躍ぶりを見たレアル・マドリーが1年早く連れ戻す可能性も報じられており、国内外でその動向が注目されている。

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