鷹の祭典2020ユニフォーム発表!今年は選手たちの想いが込もった「S15イエロー2020」
【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
今年は特別な鷹の祭典に。テーマは「THANKS HEROES」
今年は例年の3カ月遅れで開幕、その約1カ月後に観客動員が始まった。いまだ収束の兆しを見せない新型コロナウイルス、さらに熊本南部を中心に九州全域に甚大な被害をもたらした豪雨の発生。選手たちは、これまでに経験したことのない特別な環境下で戦うなかで「鷹の祭典をただのイベントではなく、社会貢献型のイベントにできないか?」と発案したという。球団も快諾し、特別ユニフォームデザインには感染拡大防止の決意と医療従事者への感謝の想いを込めた。
【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
16年続くホークス夏の一大イベント「鷹の祭典」とは?
イベントは大きな反響を受け、1試合のみで始まった初年度から、2006年には3試合に増え、その後も試合数が増加。福岡はもちろん北九州、東京、そして大阪と4つの都市で開催されるまでになり、全国にいるホークスファンが楽しめるイベントとなった。イベント開催期間になると、福岡の街中や名所には選手ビジュアルなどが登場。百貨店やコンビニエンスストア、商店街などでも店員がユニホームを着用して接客し、福岡タワーがその年の鷹の祭典カラーに染まるなど、福岡中が「鷹の祭典」一色になる。こうして、夏の一大イベントとして「鷹の祭典」は定着していったのだった。
「鷹の祭典2020」ユニフォームは「S15イエロー2020」
【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
ホークスのシンボルカラーである「レボリューションイエロー」より、さらに明るい「S15 イエロー2020」には、人々を元気づけ、より前向きに世の中を明るくしていきたいという強い決意が込められ、袖やキャップに使用しているブルーには、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーの方々への感謝の気持ちを込めている。
今年の「鷹の祭典」は、9月12、13日の埼玉西武戦を皮切りに、18日から20日までの楽天3連戦、22日から24日までのオリックス3連戦の計8試合で実施。来場者へのユニフォーム配布はもちろん、福岡県内の医療従事者の方々へ17万着のユニフォーム贈呈や、球場内外でさまざまな感染予防啓発活動を計画中とのことだ。福岡のHEROであるソフトバンクホークスの選手たちが発案した「特別な鷹の祭典」。選手たちが、チームとファン、みんなが一体となって戦っていく意気込みを表現したユニフォームを纏い、思いを込めてグラウンドで戦う姿は、多くの人の明るい希望となってくれるに違いない。
文:池田紗里
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