【J1リーグ第2節 G大阪 vs C大阪】奥埜博亮の先制点、丸橋祐介のゴラッソ!敵地での大阪ダービーを制し、開幕連勝を達成

セレッソ大阪
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【CEREZO OSAKA】

週末にJ1がある日常が戻ってきた。約4ヶ月ぶりに再開された明治安田生命J1リーグ。第2節、セレッソ大阪は、敵地パナソニックスタジアム吹田に乗り込み、ガンバ大阪との“大阪ダービー”に挑んだ。
試合開始前、「プレーで大阪に元気と勇気を与えて欲しい」という吉村洋文大阪府知事による激励がビジョンに流れ、同知事がバーチャルキックイン。スタジアムにサポーターはおらず、大阪ダービーの歴史上初のリモートマッチとしての一戦になった。

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1-0で勝利した開幕節から先発2人を変更したセレッソ。ボランチに藤田直之が戻り、2トップの一角には都倉賢が入った。互いに出方を伺う序盤、セレッソは守備から入ったが、ここを慌てずしのぐと、次第にボール保持の時間を増やし、清武弘嗣を中心にチャンスを作る。32分、相手のクロスをカットした丸橋祐介からカウンターが発動。清武がドリブルで持ち運び、相手DFをかわすと、奥埜博亮にスルーパス。ペナルティーエリア内で決定機を迎えかけたところで藤春廣輝に倒されたが、笛はならず。
それでも前半終了間際、セレッソに待望の先制点が生まれた。藤田、都倉、藤田、清武とパスをつなげ、清武が狙い済ましたスルーパスにサイドへ送る。走り込んだ丸橋がマイナスのクロスを折り返すと、奥埜がダイレクトで合わせる鮮やかな連係でネットを揺らした。

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後半、立ち上がりからガンバの攻勢を受けたセレッソだが、48分のピンチは松田陸が、51分のピンチには藤田が体を張ってしのぐ。すると、62分、松田と、途中から入った片山瑛一のコンビで右サイドを崩して揺さぶると、最後は清武の落としを丸橋が左足一閃。強烈なミドルシュートがネットに突き刺さり、セレッソがリードを広げた。
68分、木本恭生のハンドにより与えたPKから失点し、1点差に迫られたセレッソだが、その後は5人の交代枠をフル活用して攻め込んできたガンバの攻撃にも、堅守は崩れることなく対応。「選手たちは素晴らしい仕事を見せて、いい試合ができたと思います」とロティーナ監督も称える快勝を収めた。
無観客による大阪ダービー。サポーターが作り出す圧倒的な雰囲気こそなかったが、ピッチでセレッソの選手たちが表現したのは、昨年1年間、積み重ねてきた攻守のコンセプトと、勝利への飽くなき執念。「公式戦の気持ちで臨めたし、最後までみんな集中を切らさず戦えた」とは丸橋。画面を通して声援を送ってくれたサポーターにも、選手の戦いぶりはきっと伝わったはずだ。大阪ダービー勝利で開幕2連勝を飾ったセレッソ。ここからさらに、快進撃を続けていきたい。
(文=小田尚史)
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