――ROPPONGI 3Kはジュニアのタッグ戦線ではほかを寄せ付けない実績を残していますが、しのぎを削るジュニアの選手からは辛辣なことを言われがちです。

SHO　ああ、言われてますね。

――ただ、シングル戦線では、デスペラード選手は感情ムキ出しなSHO選手を評価していて「もっと怒らせたらおもしろい」と発言されていました。

SHO　それは純粋にうれしいです。高橋ヒロムもインタビューで自分と戦いたいと言ってくれてましたし。

――ただ、ヒロム選手はSHO選手を認めてるがゆえに、厳しい発言もされていて……。

SHO　そうでしたね（苦笑）。自分が「高橋ヒロムとは天と地の差がある」って言ったことに、「それじゃ俺には勝てない」と言ってて。でも、自分は本当にそう思っちゃったんですよ。思っちゃったっていうのが、ダメなのかも知れないですけど。

――差があるという言葉は本音だ、と。

SHO　同い年でキャリアもそこまで変わらないのに、実際に差はありますから。自分は一度もIWGPジュニアヘビーに挑戦したことないのに、すでに彼はそのベルトを3回も巻いてる。ヒロムは『BEST OF THE SUPER Jr.』も優勝してるけど、コッチは優勝決定戦にすら出たことがないんで、自分が感じてるだけじゃなく、目に見えて大きな差があるのはたしかなんで、だからこそ追いつきたいし、追い抜きたいです。

――あと、ヒロム選手は「SHOは鬼気迫る表情をしてるのはジュニアが主役のシリーズだけ。ほかのシリーズだと先輩に遠慮してる」と。

SHO　ああ……、やっぱり自分はシングルのほうがいいんですかね？（苦笑）。

――実際、先輩には気を遣ってしまうわけですか？

SHO　チームとしてヘマはできないし、ヘンな緊張感はありますね。ただ、それはプロとして自分が未熟なだけなので。だから、L･I･Jはハタから観ていて「やりやすそうだな」って思いますけど。

――たしかにL･I･Jは上下関係を感じさせないというか。

SHO　そこはユニットの問題なのか……。いや、CHAOSは最高ですよ！（笑）。まあ、やっぱり自分の性格上、コーナーに先輩が控えてたら気にはしちゃうので。先輩と組んでて、好き勝手やるようにはならないというか。そこのメンタルは変えていかないとって思いますね。

――そのあたりを踏まえてか、ヒロム選手はSHO選手を“マイナス思考”と分析されていました。

SHO　いや、そこはプラス思考だと思ってます。「追い抜いてやるぜ！」って気持ちではいるので。いまはとにかく、ベルトを賭けて高橋ヒロムと闘いたいですね。誰がどう見ても、メチャクチャいい選手じゃないですか。そんなレスラーとタイトルマッチができるのは、それだけで誇りですし、さらに超えたらという話になるので……