ロッカールームから貴賓席へ。引退後、クラブ経営に携わるようになったラ・リーガのスターたち
【(C)LaLiga】
多くの選手は引退後に指導者やテレビ関係の仕事に就く。だが今回紹介するラ・リーガの元スター選手たちは、クラブのオーナーや会長となる道もあることを示している。
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バルセロナ(1997年)、レアル・マドリー(2004年)の選手としてラ・リーガの得点王に輝いた唯一の選手である彼は、2度のラ・リーガ制覇、2度のワールドカップ優勝、そして2度のバロンドール受賞といった輝かしいキャリアを築いた。現在はバジャドリーの大株主兼会長として、ピッチ内外で影響力を持つ存在となっている。
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ルーマニア史上最高の選手であり、世界有数のタレントとスピードを擁した彼は、1990年代にレアル・マドリーとバルセロナのユニフォームを着てプレーし、両クラブでスーペルコパ・デ・エスパーニャを獲得した。引退後は自ら創設したFCヴィトルル・コンスタンツァに情熱を注ぎ、監督も務めて国内リーグとカップ戦を制覇。現在グラスゴー・レンジャーズでプレーする息子のヤニスを含め、多くのルーマニア代表選手を輩出している。
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1998年にレアル・マドリーの一員としてヨーロッパ王者に輝いたクロアチア出身のストライカーは、セビージャでプレーした4シーズンも含めてラ・リーガで通算239試合に出場し、114ゴールを記録している。2012年以降はクロアチアサッカー協会の会長を務め、代表チームの2018年ワールドカップ準優勝といった成功を影で支えてきた他、FIFAやUEFAでも重要な役割を果たしている。
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レアル・マドリーでプレーした4シーズンのうちに2006/07シーズンのリーグタイトルと多くのファンを獲得した彼もまた、引退後にクラブのオーナーとなった「ガラクティコス(銀河系軍団)」の一人だ。レアル・マドリー退団後にLAギャラクシーでもプレーした彼は現在、メジャーリーグサッカーに新規参入したインテル・マイアミの共同オーナー兼会長を務める。ラ・リーガに精通する彼は、現役時代にマラガやバレンシアでストライカーとして活躍したディエゴ・アロンソをトップチームの監督に招聘している。
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バスクの伝統に誇りを持つアスレティック・クルブは、歴史的に多くの元選手が会長を務めてきた。2011年から2018年まで会長を務めたジョシュ・ウルティアもその一人で、ハードワーカーとして中盤を支えた現役時代は16シーズンで348試合に出場している。
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地元クラブのジローナFCでキャリアをスタートした彼は、バルセロナのユースチームを経てアトレティコ・マドリーでラ・リーガとコパデルレイの2冠を獲得。スペイン代表としても4キャップを記録した。2005年にジローナでキャリアを終えると、2015年7月に同クラブの会長に就任。その2年後にはクラブ史上初のラ・リーガ・サンタンデール昇格を実現することになる。
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彼を抜きにしてこのリストを終えることはできない。17歳からレアル・マドリーのユースチームでプレーし、主将として、得点源として20シーズンに渡ってトップチームを支え続けた。ラ・リーガが始まる2年前の1927年に現役を引退したが、その後もフロントで様々な役職に就き、会長を務めた1943年から1978年にかけてレアル・マドリーを世界有数のビッグクラブに育て上げた。彼が残した功績の大きさは、その名がスタジアムに付けられていることにも表れている。
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