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三菱重工広島の新人・古川卓人は、四番に座って3安打2打点をマークした(写真=古江美奈子)。

【週刊グランドスラム48】三菱重工広島が伯和ビクトリーズを相手に打線爆発の快勝!!

公益財団法人 日本野球連盟

 梅雨入り直前の6月9日、東広島市は真夏日を記録した。アクアスタジアムで行なわれた伯和ビクトリーズと三菱重工広島の試合は、両チームともにオープン戦再開後の初戦。新型コロナウイルス感染防止として、ハイタッチなどのパフォーマンスは控え、ベンチは1席ずつ空けて使用。首脳陣は試合中もマスクを着用するなどの対策が取られた。
 3月末以来となる実戦は炎天下となり、選手たちは汗を拭いながら時折、苦しそうな表情を浮かべていたが、それ以上に試合ができることに胸を弾ませていたという印象だ。
 先制したのは三菱重工広島。初回から5安打を放つ打者一巡の猛攻で、伯和ビクトリーズの先発左腕・平岡 航を攻め立てる。2回表は3本の長打で2点、3回表には南 亮介に一発が飛び出して2点を加えた。3安打3打点の南は「まぐれですよ」と笑みをこぼしながらも、対外試合を自粛していた期間に十分な調整ができたと手応えを口にする。三菱重工広島は、19安打を連ねて得点を重ねた。
 先発を任されたルーキー右腕の長島 彰は、3回を投げて被安打7の3失点。有利なカウントに持ち込みながらも甘く入った球を弾き返される場面があったが、今後が楽しみな右サイドハンドだ。続いて4回からマウンドに登ったのは、187cmの長身から投げ下ろす梁川 匠。こちらも新人で、3回無安打と好結果を残した。三番手の川本祐大も無失点でつなぎ、8回からは鮫島優樹と國本剛志のベテランがバッテリーを組んでしっかりと締めた。

3名の野手ルーキーが目立つ活躍を見せる

 一方の伯和ビクトリーズは、3回に打線がつながる。四番に入った山上幸大、六番の橋本昂稀、続く主将の藤澤直樹に適時打が飛び出し、打者一巡で3点を返した。しかし、それ以降は三菱重工広島の継投を攻略することができず、追加点を奪うことはできなかった。投打ともに実戦から遠ざかっていたため、難しい部分はあっただろう。これからオープン戦を重ね、都市対抗予選へと調整を加速させていくはずである。

7点を先行された伯和ビクトリーズだったが、3回裏には打者一巡の猛攻で3点を返す。 7点を先行された伯和ビクトリーズだったが、3回裏には打者一巡の猛攻で3点を返す。 (写真=古江美奈子)

「結果を気にせずいこうと臨んで、若手を中心に攻めることができました。まずはいい結果が残せてよかったです」と話すのは、三菱重工広島の青木拓巳主将。野手では3名のルーキーがスタメンに名を連ねた。二番・櫻井 涼と四番・古川卓人は3安打、七番・菅 力也は2安打を放ってアピールに成功。中でも古川は、2打点を挙げて打線を牽引した。
「課題でもある変化球をとらえて二塁打にできた打席(2回の第2打席)はよかったです。でも、まだまだこれから。レギュラーは獲れていませんからね。先輩にはまだ敵いませんが、いい意味でガツガツしていきたいです」と新人らしく語った。
「なかなか出口が見えませんでしたが、モチベーションを落とさないように前を向いてやってきました。町田(公二郎)監督から『この期間を大切に過ごしたチームが都市対抗に出場できる』と言われました。昨年は予選で負けた悔しさがある。みんなで勝利を味わい、この一年を最高のシーズンにしたい。何事にも前向きに取り組んでいきます」
 そう言って、青木は笑顔を見せた。両チームともに、試合ができる喜びを存分に噛み締めていたように感じられる。さらにヒートアップしていくのが楽しみでならない。
(文=古江美奈子)

●6月9日/アクアスタジアム
三菱重工広島   322 200 111 12
伯和ビクトリーズ 003 000 000 3
(三)長島、梁川、川本、鮫島〜山崎、國本
(伯)平岡、滝田、平川、八塚、鎗野〜橋本
【本塁打】南(三)

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1949年に設立した社会人野球を統轄する(公財)日本野球連盟の公式アカウントです。全国の企業、クラブチームが所属し、中学硬式や女子野球の団体も加盟しています。1993年から刊行している社会人野球オフィシャル・ガイド『グランドスラム』の編集部と連携し、都市対抗野球大会をはじめ、社会人野球の魅力や様々な情報を、毎週金曜日に更新する『週刊グランドスラム』などでお届けします。

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