【新日本プロレス】7.12大阪城ホールで二冠戦が決定!内藤哲也にインタビュー!

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【新日本プロレスリング株式会社/タイコウクニヨシ】

いよいよ大会再開!さらに『NEW JAPAN CUP』が電撃復活し、7.12大阪城ホールで優勝者との“二冠戦”が決定! この怒涛の流れの中で、いま内藤哲也は何を考えているのか?

“二冠王”をキャッチして緊急インタビューを実施! 前編では『NEW JAPAN CUP』を独自目線で徹底予想!

撮影/タイコウクニヨシ

※以下、内藤哲也選手インタビュー(前編)の序盤をSportsnavi無料公開!

『NEW JAPAN CUP』がシリーズの“核”になるわけですけど、その大きな話題の中に俺は入れないわけで、正直取り残されている感じはしますよ。

【新日本プロレスリング株式会社/タイコウクニヨシ】

──さて内藤選手、ついに新日本プロレスも大会を再開することになりましたね。

内藤 ハイ。いよいよですね。

──まず、初日の6月15日の大会はカードは当日発表で、2日目の6月16日から7月11日の大阪城ホール大会までの9大会で、一度は中止となった『NEW JAPAN CUP 2020』が開催されますが、これに関してはどう思われます?

内藤 まあ、3カ月半も休んでいた期間がありましたし、自分も『NEW JAPAN CUP』からやり直すのが“リスタートの一番いい形”になるのかな、とは思っていました。実際、ボクも次の挑戦者は『NEW JAPAN CUP』の優勝者待ち状態でしたから。

──そうですね。『旗揚げ記念日』に行う予定だった高橋ヒロム選手とのシングルマッチを含め、内藤選手を巡る展開もすべてストップしていましたから。

内藤 だからリスタートの意味も込めて、こういうトーナメントから始めたほうがお客様も試合が見やすいと思うんですよ。選手にとっても、ひさびさの試合になりますし、トーナメントはモチベーションを上げる一つの要因としていいんじゃないですか。

──ただ、『NEW JAPAN CUP』は『G1 CLIMAX』と違ってIWGPヘビー&インターコンチネンタル王者は出場しません。内藤選手だけはいわば“高みの見物”になるわけですけど。

内藤 まあ、『NEW JAPAN CUP』がシリーズの“核”になるわけですけど、その核となる大きな話題の中に俺は入れないわけで、正直取り残されている感じはしますよ。みんなひさびさの試合というのは同じ条件なんですが、シングルマッチができるというのは「うらやましいな」と思いますね。

──なるほど。

内藤 実際、俺は大阪城ホールの2日目まで……。おそらくですけどシングルマッチはできないわけですからね。でも、俺自身ひさびさに再開される新日本プロレス、そしてズラリと並んだシングルマッチを見るのは楽しみですよ。

──加えて、今回は海外から選手を呼べないという事情もあって、ジュニア勢やヤングライオンもエントリーされています。

内藤 じつは『NEW JAPAN CUP』って、そもそもは無差別のトーナメントでしたからね。いつの間にか、ジュニアの選手が参加しないヘビー級のトーナメントになってしまいましたけど。

──たしかに2005年の第1回は、獣神サンダー・ライガー選手やタイガーマスク選手たちが参加した、“無差別級”トーナメントでした。

内藤 でも、今回は事情もあって、ジュニアの選手だったりヤングライオンが入っている。そういう意味では近年にないバラエティに富んだ選手がエントリーされているし、例年よりも楽しめる要素はあるかもしれないですよね。

エントリーしているジュニアの選手は、相当の危機感を持ちつつ試合をしてほしいなと思います。とくに高橋ヒロムですね。

【新日本プロレスリング株式会社】

──では、まず1回戦のカードを見て、目に留まるカードはありますか?

内藤 やっぱり目に入ってしまうのは、高橋ヒロムvs本間朋晃ですね(ニヤリ)。

──やっぱりヒロム選手のカードは気になりますか。

内藤 ええ。ただ、コレはヒロムくんにも言えるし、他のジュニアの選手たちにも言えることですけど、俺自身は体重の差ってあまり関係ないと思っているんですよ。

──そこは常々おっしゃっていますよね。

内藤 なんなら、俺が新日本に入りたての頃には、棚橋弘至がジャイアント・バーナード(現・WWE所属/NXTのヘッドコーチとして活躍)に勝ってたわけですよ? 

──バーナード選手は現役の頃、身長2メートル以上、体重160キロ以上の超巨漢でしたから。

内藤 そういう体重差を考えたら、いまのジュニアの選手がヘビー級の中でも比較的軽量の選手に勝つなんて、そんなにたいしたことじゃない。可能は可能だと思います。これまでのヘビーvsジュニアの結果って、ヘビーはどうしても負けられないし、ジュニアは負けても「ジュニアだから」みたいなところがあって、そういった精神的な部分に左右されるところが大きかったというか。

──なるほど。

内藤 ……ただし、今回『NEW JAPAN CUP』からリスタートしたということは、もしかしたら近々『BEST OF THE SUPER Jr.』もあるかもしれないですよね?

──たしかに可能性はありそうですよね。

内藤 それを考えると、今回の『NEW JAPAN CUP』で普通に1回戦負けしたジュニアの選手が出ている『SUPER Jr.』ってなんのおもしろみもないし、なんの価値もないと思うんですよ。

──また、ハードルを上げますね。

内藤 だから、今回の『NEW JAPAN CUP』にエントリーしているジュニアの選手たちは、ただ「健闘した!」では済まないハイリスクな部分があると思いますね。で、その筆頭はもちろん高橋ヒロムですよ。
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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