バレーボールトップリーグ所属チームの多くが、例年5月上旬前後に開催される黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会をもって、長いシーズンの区切りを迎えます。
ところが、今年5月1日から開催予定だった黒鷲旗はコロナ禍の影響で大会始まって以来の中止となってしまいました。
岡山シーガルズでは新しいシーズンを迎えるにあたり、岡山県高梁市にて毎年5月下旬に行われる『スプリングキャンプin高梁』が節目となる地域活動だったのですが、今年はそのスプリングキャンプも中止となりました。
高梁市はスプリングキャンプに加え、高梁市による選手・コーチの派遣事業等、チームとの関係性が非常に深い地域です。昨年10月26日には『2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 高梁大会』が開催され、自治体の皆様による多大なるサポートに加え、『岡山シーガルズを応援する高梁有志の会』の方々を始めとする地域一体となったご尽力のおかげで非常に成功裏に終わった大会となりました。
準優勝で終えたシーズンを振り返る際、選手やスタッフから必ず印象に残った試合として名前の挙がる程印象深い大会となった高梁市でのホームゲーム。
皆さんから受けたご声援に応えるためにも、今年のスプリングキャンプではその恩返し、という気持ちもありましたが、キャンプの中止を受け、チーム一同大いに悔しい想いをしました。

コロナウイルスの影響で、チームが普段練習を行っている山陽ふれあい公園体育館も閉鎖（公園全体の休園）され、選手達もできる範囲でのトレーニングや練習を行う日々が続いていましたが、5月15日から同館も再び使用が可能となり、徐々に元の練習に戻りつつあります。
緊急事態宣言も全国的に解除されたたとはいえ、完全に元通りの活動ができるとも限らず、まだまだ以前と同様の練習ができているとは言えません。
ただ、チーム全体が意気軒昂でモチベーションは全く衰えず、ウイルス感染対策を万全に行い、いつ大会が行われても力を発揮できるように一日一日を大切に過ごしています。

このたび岡山シーガルズでは、新シーズンを迎えるにあたり、選手からのメッセージ動画を公開しました。
『皆さんと共に夢の頂点』を掴むという選手たちの想いを感じて頂き、共にこの困難な時代を乗り切っていきましょう！