【ONE】フライ級はリアル『キングダム』

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【ONE Championship】

絶対王者を倒して若松佑弥は王座に駆け上がるか

ONEチャンピオンシップは2020年4月27日、団体初となる公式アスリートランキングを発表した。団体初となるこのランキングは、トップスポーツメディアや業界のエキスパートによる独自の審査委員が、勝敗/最近の試合結果/パフォーマンス/対戦相手のレベルなどの要素を判断基準として、各競技および階級の世界王者とランカー(1〜5位)を定めた。日本人アスリートが活躍する階級にスポットを当て、今回はフライ級(61.2kg)を紹介。

■ONEフライ級(2020年4月27日時点)
世界王者|アドリアーノ・モラエス(ブラジル)
1.デメトリアス・ジョンソン(米国)
2.ダニー・キンガッド(フィリピン)
3.カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
4.若松 佑弥(日本)
5.リース・マクラーレン(豪州)

この階級の特徴を一言で説明すると“下克上”。世界中からやってきた猛者が次から次へと這い上がり王者の首を狙う。世界王者にはブラジルの実力者アドリアーノ・モラエスが君臨しているが、ランキング1位にはONEフライ級ワールドGP覇者のデメトリアス・ジョンソン(以下、DJ)が控えている。

総合格闘技の北米メジャー団体で最多連続王座防衛記録「11」の金字塔を打ち立てたレジェンドDJは、2019年にONEに参戦。その年に開催されたトーナメントでGP覇者となり、世界トップの実力が本物であることを証明。コロナ渦前、モラエスとのタイトルマッチが発表されており、その実現に世界中の格闘技ファンが期待を寄せている。総合格闘技の“パウンド・フォー・パウンド”と称されるDJを中心にフライ級が廻ることは確かだろう。

この階級で“成り上がり”を目指すのが、ランキング4位に入った若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A.)だ。ONEのチャトリ代表が「イベント再開後に早く試合がみたい“将来、必ず世界王者になる日本人”と、太鼓判を押す25歳。類い稀な身体能力と格闘センスを併せ持ち、一発で相手をマットに沈める強打で次々と世界の強豪に勝利。DJのONEデビュー戦の相手を務め、敗れたものの高い評価を受けた。

若松は今回のランク入りを「世界で4番目に強いという意味で嬉しかった。ランカーは全員、実力が拮抗している。アドリアーノとDJが戦えば、DJが勝つと思う。あと2、3戦して、それを蹴散らしてDJにリベンジ。そしてチャンピオンになる」と意気込む。古代中国の戦国時代の大人気漫画『キングダム』の大ファンで、主人公の李信と自分を重ねると話すが、李信が大将軍になる時と合わせて、若松もONEの王者になることが出来るか。

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シンガポール発、アジアで絶大な人気を誇る格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」! 世界トップクラスの選手や日本人注目選手の最新情報をお届けいたします。

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