6月5日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対広島の練習試合は、5対0でオリックスが快勝した。

　オリックス・山岡泰輔投手、広島・大瀬良大地投手と、開幕投手候補の投げ合いとなった。山岡投手は3回裏に初安打を許したが、鋭いけん制でアウトを奪い、広島にすきを見せない。一方、オリックス打線は4回裏に無死からT-岡田選手と吉田正尚選手の連打でチャンスを作ったが、後続が大瀬良投手の前に倒れて得点ならず。

　ところが5回裏、この回からマウンドに上った広島2番手の高橋樹也投手から、若月健矢選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、オリックスが先制する。援護をもらった山岡投手は広島打線を手球にとるようにスコアボードに0を並べる。7回1安打5奪三振1四球無失点とエースの貫禄を見せた。

　追加点がほしいオリックスは7回裏1死満塁の場面で、途中出場の松井佑介選手がセンターの頭を超える2点適時二塁打。なおもチャンスで太田椋選手はセンター前に落ちる当たりで2者生還。終盤は比嘉幹貴投手、増井浩俊投手が広島打線をきっちり抑え、そのまま5対0で試合終了。3投手の完封リレーで勝利したオリックスは、途中出場の松井佑介選手が勝負強さを発揮し、2年目の太田椋選手も打点を挙げてアピールした。

　 １２３４５６７８９ 計
広 ０００００００００ ０
オ ００００１０４０Ｘ ５

オ 山岡泰輔-比嘉幹貴-増井浩俊
広 大瀬良大地-高橋樹也-中田廉-塹江敦哉-DJ.ジョンソン

文・菊地綾子

◇練習試合を観るなら「パーソル パ・リーグTV」で！