豪華メンバーによる一戦 安田記念を分析する
【2020/5/17 東京11R ヴィクトリアマイル 1着 12番 アーモンドアイ】
人気別成績
■表1 【人気別成績】
前走着順別成績
■表2 【前走着順別成績】
前走人気別成績
■表3 【前走人気別成績】
年齢別成績
■表4 【年齢別成績】
4歳の好走馬一覧
■表5 【4歳の好走馬一覧】
5歳の好走馬一覧
■表6 【5歳の好走馬一覧】
6、7歳の好走馬一覧
■表7 【6、7歳の好走馬一覧】
残る5頭の好走パターンは、ここでも前走まで連続好走していたのが3頭。あとは、東京以外の芝1600mG1で好走した実績を持っていたのが2頭となっている。
【結論】
グランアレグリアとダノンキングリーは4歳馬。この場合、2、3歳限定のG1に出走せず、3歳夏以降に上昇した馬のほうが勝ち切れるのだが、前者は桜花賞馬、後者もダービー2着馬でともに該当しない。好走は可能とみるが、データ的には2、3着までということになる。
一方、ダノンプレミアムは5歳。5歳の場合も連続好走中の馬が結果を出しているのは4歳と同様で、多くは5歳になってから1勝以上していた。その点、ダノンプレミアムは今年1戦して3着1回という結果は気になるところ。もちろん、その1戦が海外G1だった点は考慮すべきだろうし、好走率の高い芝2000m重賞1着実績を持つ点はプラスに考えたいが、データ的にドンピシャというわけではない。
ならば、今年は過去の安田記念(もしくは東京芝1600mG1)実績を重視すべきか。となると、昨年1着のインディチャンプと3着のアーモンドアイ。両馬ともに前走は1番人気1着で、前走着順・人気の好走条件も満たす。特にアーモンドアイは芝2000m重賞1着実績を持つことはプラスで、前走のヴィクトリアマイルを圧勝してマイル戦への不安を払拭した。8つめのG1タイトル奪取は十分に可能だろう。
ほかに東京芝1600mG1で実績を持つ馬では、NHKマイルC1着のケイアイノーテックとアドマイヤマーズ、ヴィクトリアマイル1着のノームコアの名前も挙げておきたい。
文:出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ