鷹・上林誠知が3安打2打点の活躍! オリックス先発の山本由伸は2回0封

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【画像提供:パーソル パ・リーグTV】

 6月2日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの練習試合は、2対1で福岡ソフトバンクが勝利。継投策で投手戦を制した。なお、「6番・三塁」で先発出場していた松田宣浩選手が、8回表に頭部死球を受けて途中交代するアクシデントが発生した。

 オリックス先発の山本由伸投手は初回、1死から今宮健太選手の内野安打と2つの四球で2死満塁のピンチを背負う不安定な立ち上がりも、6番・上林誠知選手を凡打に打ち取って得点は許さず。続く2回表は、2三振を奪うなど3者凡退で締め、2回45球、打者9人に対し1安打2四球3奪三振無失点の内容でマウンドを降りた。

 一方福岡ソフトバンク先発の二保旭投手は1回裏、先頭に四球を与えるも、後続を併殺に打ち取る上々の立ち上がり。続く2回裏は、2四死球で2死1,2塁のピンチを招いたが、8番・安達了一選手を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜ると、以降も要所を締める投球を見せ、4回裏2死走者無しの場面で降板した。

 こう着状態で進んだ試合は4回表、1死から松田宣選手が内野安打で出塁すると、続く上林選手が「少しバットの先でしたが良い所に飛んでくれました。最初の対外試合で良い結果になってくれて良かったです」と語る適時二塁打を放ち、1点を先取。3回表から登板していたオリックス2番手の村西良太投手から先制点を挙げた。

 リードする福岡ソフトバンクは、4回裏2死から登板している川原弘之投手が1.1回をパーフェクトリリーフ。6回裏は古谷優人投手が登板、2三振を奪い1イニングを3者凡退に。対するオリックスは、6回表を田嶋大樹投手、7回表をディクソン投手がそれぞれ走者を出しながらも無失点でつなぎ、1点差のまま試合は終盤へ。

 福岡ソフトバンクは7回裏、4番手の津森宥紀投手が後藤駿太選手に適時打を浴び同点に追い付かれたが、8回表にすぐさま反撃。今宮選手の安打、松田宣選手の死球などで2死1,2塁の好機を得ると、上林選手にこの試合3安打目となる適時打が生まれ、スコアは2対1に。以降は8回裏を嘉弥真新也投手、9回裏をモイネロ投手がそれぞれ3者凡退で締め、2対1で試合終了。

 勝利した福岡ソフトバンクは、上林選手が3安打2打点の活躍。先発した二保投手は、「今日は調子が悪かった。ただシーズン中も、毎試合調子が良いわけではないので、今日のような投球、経験をシーズンで生かしていきたいと思います。キャッチャーの拓也ともしっかり話し合うこともできたし、次回の試合ではもう少しいい投球ができるようにしたい」と振り返った。一方敗れたオリックスは、投手陣が2失点リレーでつなぐも、打線が4安打1得点と援護できなかった。

  123456789 計
ソ 000100010 2
オ 000000100 1

ソ 二保旭-川原弘之-古谷優人-津森宥紀-嘉弥真新也-モイネロ
オ 山本由伸-村西良太-田嶋大樹-ディクソン-鈴木優-神戸文也-山田修義

文・東海林諒平
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