【日本野球連盟公式サポ通信】社会人野球合宿所”チカラめし“(日本通運編)

チーム・協会

【日本通運のチカラめし”キーマカレー”】

日本野球連盟公式サポーターの田中優美です。
社会人野球のちょっと裏側をお伝えする「日本野球連盟公式サポーター通信」
今回は「社会人野球合宿所チカラめし」第5弾として、日本通運野球部の合宿所にお邪魔してきました。

日本通運のロゴと形が特徴的! 【日本通運のロゴと形が特徴的!】

埼玉県さいたま市にある日本通運合宿所は2019年1月にリニューアルされたばかり。
合宿所の1Fにある食堂は一部がガラス張りになっており、広々として綺麗なので選手の憩いの場となっています。

大きいテレビを見たり、談笑しながら休憩の時間を楽しんでいるようです。 【大きいテレビを見たり、談笑しながら休憩の時間を楽しんでいるようです。】

スタミナ満点の日本通運力めし

日本通運野球部のチカラめしは、2020年1月からメニューに加わったというキーマカレー!
新メニューながら、選手からの人気が高く、キーマカレーが一番好きという選手も多いそうです。

日本通運の力めし 【日本通運の力めし】

メインのキーマカレーには野菜と半熟卵、チーズが乗せられ、とても色鮮やかで見た目からも食欲がそそられます。味はとても濃厚ですが深みがあり、丼もの特有の飽きがを全く感じませんでした。
この日の副菜にはコロッケ・クリーム、バンバンジーとボリューム感のあるメニューです。


日本通運の献立はフードサービス会社から送られてくるそうですが、キーマカレーは送られてくる献立ではなく、調理スタッフの提案でメニューに加わったそうです。
日本通運野球部の看板メニューとなったキーマカレーを寮のご飯に取り入れようと提案した松下理恵さんにお話を伺いました。

決められた中でも選手に喜んでもらう工夫を!

日本通運の食堂で働く松下理恵さん 【日本通運の食堂で働く松下理恵さん】

いかにして選手に沢山食べてもらえるかを一番に考えているという松下さん。キーマカレーを提案した理由は「送られてくる献立にはカレーが多いので変化をつけようとしました。ですが、会社からの献立にはカロリーや栄養素まで考えて作成されているので、そこを壊さないように、でも飽きがこないように、と考えたときに、キーマカレーは一度も出したことがないので、寮の料理長に提案しました。同じようなメニューが多い時や、その日の選手の活動量などのスケジュールも考えて、できる範囲のアレンジをしています。」と自由度の低い中でも選手のために知恵を絞り工夫を凝らしている様子がうかがえました。

選手は出されたご飯に対して「不味い」とは言わないが、好きなものとそうでないものは食べる量で現れるそうで「キーマカレーを最初に出した日は、ちゃんと食べてくれるかな?とドキドキしながら作りましたが、沢山食べてくれたり、選手から美味しかったよ!言ってもらえたので安心しました。食べなかったら責任を感じますね。」と一度の食事にかける思いを話します。

通常は40人ほどの食事を用意しますが、キーマカレーの日はお昼だけで4~5升ものお米を炊くんだそうです!

松下さんの作るキーマカレーにはコーヒー・ニンニク・ショウガの3種類もの隠し味が入っており、とコクの秘密はこれだったのかと納得しました。


ちなみに日本通運野球部で一番食べる選手は中田浩貴 投手で、麺類であれば3玉食べることもあるそうです。ほかには佐藤デシャーン広之 選手もたくさん食べるそうで、この日も大盛りのキーマカレーを食べられていました!

取材日のOP戦ではHRを放った佐藤選手は食堂スタッフからも祝福を受けていました 【取材日のOP戦ではHRを放った佐藤選手は食堂スタッフからも祝福を受けていました】

松下さんの知恵と選手を思う優しい気持ちに、お母さんのような温かみを感じました。

(今回のコラム取材は、2020年3月25日に行われたものです)
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著者プロフィール

1949年に設立した社会人野球を統轄する(公財)日本野球連盟の公式アカウントです。全国の企業、クラブチームが所属し、中学硬式や女子野球の団体も加盟しています。1993年から刊行している社会人野球オフィシャル・ガイド『グランドスラム』の編集部と連携し、都市対抗野球大会をはじめ、社会人野球の魅力や様々な情報を、毎週金曜日に更新する『週刊グランドスラム』などでお届けします。

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