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【BOATRACE】ピアノ調律とプロペラ調整の共通項とは 「見えないものを追う」三浦敬太

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大人は、少年少女を指し『無限の可能性を秘めている』という。『若い時は何にでもなれる』と…。しかし、果たしてどれだけの大人が本気でそう思っているのだろうか。胸に手を当て自問自答せざるを得ない。
ただ、異質な分野への転身を実現し、それを証明している人物もいる。ピアノの調律師からボートレーサーになった三浦敬太(東京支部)もその一人だ。

高校卒業後、1年間の養成期間を経て調律師となった三浦敬太は大のクラシック好き。「ピアノは小学生の頃から学んでいました。今でも聴くのはもっぱらショパンです」と語る。堂々たる正統派である。

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ピアノは『楽器の王様』といわれるが、その調律に魅力を感じ技術者となった。文化に接し、寄与できる喜びを感じたかったはずだ。
しかし、現実は違っていた。当時の三浦のいた環境が『理想の追求』を許さなかったのだ。転身の理由である。110期33歳の人生には、こうした紆余曲折が隠されていた。

気になるのは、調律とボートレースの共通点。これについてこう話したことがある。「調律はすごく細かい作業で、音を追っていく仕事です。一気に答えが出ません。そこはプロペラをたたく作業と共通しているかもしれません。見えないものを追うという点で…」。

やや専門的な話になるが、ピアノは『平均律』でしか調律できない楽器。純正律(純正調ともいう)とは異なり、音の夾雑物が混ざる。それをオクターブの中で割り振ってはじめて調律が成立する。100を7で割ろうと電卓をたたいても割り切れないが、どこかの小数点を足したり引いたりして、実際に7つの数字を足すと100になるようにするのと同じ。つまり、はなから完全な正解にたどり着けないのを前提としているのだ。三浦のいう「見えないものを追う」という言葉の背景がわかる。大多数のボートレーサーが『調整に、絶対や最高はない』と言うのと同じだろう。

21日、茅原悠紀の優勝で幕を下ろした徳山周年、三浦は初戦と最終競走を制し2勝。とりわけ最終競走は松井繁を内に入れ4コースからまくり差し、度肝を抜いた。
再び水上でどんな名演が聴けるか楽しみだが、次は、アジアで初めてベートーヴェンの「第九」が全曲演奏された地、鳴門(周年記念)に参戦する。楽しみは尽きない。

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