新人選手がホッとする存在!? 入団先にいる同じ「高校」「大学」「社会人」の先輩

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【撮影:菊地綾子】

 進学、入社の4月から1カ月。「五月病」なんて言葉が聞かれる季節でもある。ただ、新たな環境に身を置いたとき、なにか共通点を持った人がいると、心強かったりするものだ。そこで、今シーズンのパ・リーグ6球団のルーキーにとって、同じ高校、大学、または社会人チームを経た、いわゆる「先輩」にあたるチームメイトが在籍しているのかを調べてみた。なお、範囲は支配下選手のみとしている。

【PLM】

小深田大翔選手は大学の先輩とライバルに!?

 まずは大学の先輩に着目。楽天イーグルスのドラフト1位・小深田大翔選とベテラン・藤田一也選手は近畿大の先輩後輩の関係で、内野手という共通点もある。高い守備力で地位を築いたプロ16年目の大先輩に、追いつけ追い越せといったところ。

 慶応大からドラフト3位で楽天イーグルスに入団した津留崎大成投手が1年生のときに、4年生だったのが岩見雅紀選手。六大学野球のリーグ戦では津留崎投手が先発する試合で、4番・岩見選手が本塁打を放ったこともある。プロでもその再現はなるだろうか。

 一軍キャンプに帯同し、オープン戦にも4試合出場した千葉ロッテのドラフト2位・佐藤都志也選手。東洋大2年春に打率.483で首位打者、ベストナインは4年間で3度輝いた。東洋大の先輩・清田育宏選手も大学時代にベストナインを獲得している。

 オープン戦で巨人の菅野智之投手からホームランをかっ飛ばしたオリックスのドラフト5位・勝俣翔貴選手は千葉県大学野球連盟の国際武道大出身。チームにはK-鈴木投手、比嘉幹貴投手、西野真弘選手と3人の国際武道大OBが在籍している。一軍で着実にキャリアを積んでいる先輩たちに続いていきたい。

甲子園出場の華々しい経歴…… 千葉ロッテは大阪桐蔭OBがずらり

 江村直也選手、香月一也選手、藤原恭大選手、そしてドラフト5位・福田光輝選手と大阪桐蔭高OBが多い千葉ロッテ。福田選手が2年生、香月選手が3年生だった2014年、夏の甲子園で優勝した。

 オリックスのドラフト1位・宮城大弥投手は1年夏と2年夏の二度甲子園に出場。宮城投手の8歳上である大城滉二選手は、興南高2年生のときに春夏連覇を達成している。

社会人時代の先輩とプロでもバッテリーを

 埼玉西武のドラフト5位捕手・柘植世那選手は、ホンダ鈴鹿で平井克典投手と2016年の社会人野球日本選手権に出場。柘植選手にとって、プロでも平井投手とバッテリーを組んでみせるというのは一つの目標になりそうだ。

文・鈴木海斗
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