今年も要注目! レーン騎手の買い条件とは!?
【2019/5/12 東京11R ヴィクトリアマイル(G1) 1着 4番 ノームコア】
レーン騎手の昨年と今年の成績(今年は5/10終了時点)
■表1 【レーン騎手の昨年と今年の成績(今年は5/10終了時点)】
その後は京王杯SCをタワーオブロンドン、ヴィクトリアマイルをノームコアで制するなど快進撃が続いたのは記憶に新しい。昨年はリスグラシューで宝塚記念と有馬記念も制するなどG1を3勝。のべ38勝をあげ、単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えていた。
今年は5月10日終了時点で16勝だが、連対率・複勝率は昨年よりも上がっている。日本競馬への慣れと自信がついたことの成果だろうが、単勝回収率・複勝回収率はともに大きく下がっている。これは競馬ファンがレーン騎手を「馬券で頼れる騎手」と認めている表れだ。
レーン騎手のクラス別成績(今年5/10終了時点)
■表2 【レーン騎手のクラス別成績(今年5/10終了時点)】
レーン騎手の調教師別成績(今年5/10終了時点)
■表3 【レーン騎手の調教師別成績(今年5/10終了時点)】
他では手塚厩舎、藤沢和厩舎、木村厩舎と美浦を代表する厩舎が並ぶ。栗東ではリスグラシューとのコンビの矢作厩舎、メールドグラースとのコンビの清水久厩舎など実績ある厩舎が続いており、G1や重賞の勝負掛かりで依頼される騎手といえる。
レーン騎手の前走からの距離増減別成績(今年5/10終了時点)
■表4 【レーン騎手の前走からの距離増減別成績(今年5/10終了時点)】
連対率トップは前走と同距離組。最多の21勝をあげており、複勝率でも距離短縮組とほぼ変わりない高い数字だ。距離延長組は勝率・連対率で他の2組より劣っていた。
東京芝コースにおけるレーン騎手の脚質別成績(今年5/10終了時点)
■表5 【東京芝コースにおけるレーン騎手の脚質別成績(今年5/10終了時点)】
先行した場合も連対率50.0%・複勝率68.2%と優秀な成績を残している。騎乗馬の質が高いのももちろんあるが、もたせる技術があっての好成績といえる。逃げ、先行タイプの馬は馬券的にも狙い目といえそうだ。
東京芝コースにおけるレーン騎手の世代別成績(今年5/10終了時点)
■表6 【東京芝コースにおけるレーン騎手の世代別成績(今年5/10終了時点)】
デゼルで今週のオークス、サリオスで来週の日本ダービーに騎乗予定となっている。今後もレーン騎手の手綱さばきから目が離せない。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ