サンティアゴ・ベルナベウを震わせたジダンのラストダンス。あの日プレーした11人の今

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ジネディーヌ・ジダンがサンティアゴ・ベルナベウで最後にプレーしたのは、今から14年前の2006年5月7日。同年夏のワールドカップ後に引退した彼にとって、この日がホームでプレーする最後の一戦となった。

2006年5月7日は、ジネディーヌ・ジダンとレアル・マドリーのファンにとって極めて感動的な1日となった。

3ー3で引き分けたビジャレアル戦の終盤にピッチを退いたジダンは、スタンドから盛大なスタンディングオベーションを受けた。彼が唯一無二の特別な存在であることを理解していたファンやチームメートは、その彼を相応しい形で送り出したのだった。

当時のレアル・マドリーはガラクティコ(銀河系)の愛称を持つスター集団だった。あの試合でプレーした選手たちは今、どこで何をしているのだろうか。

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イケル・カシージャス
「聖イケル」の愛称を持つレジェンドは2015年までレアル・マドリーの主将を務め、スペイン代表に初のワールドカップ優勝と2度のヨーロッパタイトルをもたらした。2019年5月の練習中に心臓発作を起こして以降はピッチを離れており、フットボールの組織運営に携わるようになっている。

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ミチェル・サルガド
リバプールとレアル・マドリーのレジェンドであるスティーブ・マクマナマンは彼のことを「練習においてまで世界一ハードな男」「本物のサイコパス」と形容する。10数年に渡ってサンティアゴ・ベルナベウの右翼を担い、2009年の退団後はイングランドのブラックバーン・ローバーズでキャリアを終えた。引退後はフットボールのスクール経営やコーチ業など様々な仕事をこなしている。

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セルヒオ・ラモス
彼については何の変わりもない。

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アルバロ・メヒーア
レアル・マドリーの下部組織出身で、当時のチームにおける数少ない無名選手。フランス、トルコ、ギリシャなどを渡り歩き、38歳となった現在は2014年から所属するカタールのアル・シャハニアでプレーしている。

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ロベルト・カルロス
恐らくフットボール史上最高の左サイドバックである彼は、ジダンが引退した1年後にレアル・マドリーを去り、銀河系時代の終焉を印象付けた。その後はトルコのフェネルバフチェ、ブラジルのコリンチヤンス、ロシアのアンジ・マハチカラ、インドのデリー・ディナモスでプレー。ロシアとインドでは監督も兼任し、他にシバススポルやアクヒサル・ベレディイエスポルの監督も務めた。現在はレアル・マドリーに戻り、アンバサダーなどの役割を果たしている。

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デイビッド・ベッカム
ジダンが引退した1年後の2007年、ロベルト・カルロスと共にレアル・マドリーを退団した。ベルナベウでのラストゲームでジダンのゴールをアシストした彼は、その後LAギャラクシーやACミラン、パリ・サンジェルマンでプレー。引退後はメジャー・リーグ・サッカーのインテル・マイアミを立ち上げ、共同オーナーの一人としてクラブを率いている。

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パブロ・ガルシア
レアル・マドリーでプレーしたのはこのシーズンのみで、以降はセルタ・デ・ビーゴ、レアル・ムルシアにレンタル移籍。2008年にギリシャのPAOKに完全移籍し、2013年までプレーした。現在は同クラブでUー19チームの監督を務める。

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ジネディーヌ・ジダン
フロレンティーノ・ペレスが会長に復帰した2009年にペレスの相談役としてレアル・マドリーに復帰。2013年にはカルロ・アンチェロッティのアシスタントコーチを務め、その後レアル・マドリー・カスティージャの監督を経て2016年にトップチームの監督に就任した。これまでチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ、ラ・リーガ1回、スーペルコパ・デ・エスパーニャ2回、UEFAスーパーカップ2回、クラブワールドカップ2回の優勝といった驚くべき成功を収めている。

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ジュリオ・バチスタ
アーセナルへのレンタル移籍を経て、2008年にレアル・マドリーを退団した後はローマやマラガ、クルゼイロ、オーランド・シティでプレー。最後に所属したのは2018年に契約したルーマニアのクルージュで、翌年に引退した。2000年代初期にラ・リーガが発掘したタレントの一人として、多くのファンから愛されている。現在はラ・リーガのアンバサダーを務める。

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ロビーニョ
予測不可能なドリブラーは2006/07、2007/08シーズンのラ・リーガ優勝に大きく貢献した後、2008年夏にマンチェスター・シティへ移籍。その後はイングランド、イタリア、ブラジル、中国などでプレーし、現在はトルコのバシャクシェヒルで現役を続けている。

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ラウール・ゴンサレス
ラウールはレアル・マドリー史上最も偉大な選手の一人だ。1994年から2010年までの間にラ・リーガで550試合に出場し、228ゴールを積み重ねた。退団後はブンデスリーガのシャルケ04へ移籍し、晩年はカタールのアル・サッド、アメリカのニューヨーク・コスモスでプレー。現在はレアル・マドリー・カスティージャの監督を務める。

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フアン・ラモン・ロペス・カロ監督
バンデルレイ・ルシェンブルゴの解任に伴い、レアル・マドリー・カスティージャから昇格する形でシーズン途中に就任したが、ファンの支持を得られぬままシーズン終了後に解任された。後任はファビオ・カペッロ。その後スペインではラシン・サンタンデール、レバンテ、セルタ、スペインUー21代表などの監督を歴任。近年はルーマニアやサウジアラビア、オマーン、中国のクラブや代表を率いている。

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