今年も多彩な顔ぶれが集結! NHKマイルCを分析する
【2020/3/28 阪神11R 毎日杯(G3) 1着 8番 サトノインプレッサ】
人気別成績
■表1 【人気別成績】
前走からの距離変化
■表2 【前走からの距離変化】
芝1400mの勝利数別成績
■表3 【芝1400mの勝利数別成績】
芝1600m重賞1、2着実績の有無
■表4 【芝1600m重賞1、2着実績の有無】
芝1800、2000m重賞1〜3着実績の有無
■表5 【芝1800、2000m重賞1〜3着実績の有無】
前走レース別成績
■表6 【前走レース別成績】
これら3レース以上と同じぐらい注目したいのが、いずれも阪神の芝外回りで行なわれる毎日杯およびアーリントンCから臨む馬。合わせて7頭の馬がNHKマイルCで好走を果たしているが、そのうち5頭は前走で上がり1位を記録しており、要注意のパターンとなっている。そのほか、スプリングS、フラワーC、弥生賞、京成杯といった芝1800、2000m重賞から回ってくる馬も侮れない。
前走ニュージーランドT出走の好走馬
■表7 【前走ニュージーランドT出走の好走馬】
前走皐月賞出走の好走馬
■表8 【前走皐月賞出走の好走馬】
前走桜花賞出走の好走馬
■表9 【前走桜花賞出走の好走馬】
【結論】
ニュージーランドT組では、まずは無傷の3連勝を飾ったルフトシュトローム。ただし、ニュージーランドT1着馬が意外と結果を出していないのは表7の項で見た通りで、東京は初出走と未知の部分も多い。この組では、芝1600m重賞の実績を有するもう1頭のウイングレイテストの名前を挙げておく。
好走率の高い阪神芝外回りの2重賞では、そこで上がり1位を記録している馬の好走が多かった。今年は毎日杯をサトノインプレッサ、アーリントンCをタイセイビジョンが、それぞれ上がり1位を記録して1着。ただし、タイセイビジョンは芝1400mで2勝を挙げている点を無視できず、データ的には距離短縮での出走となるサトノインプレッサを重視すべきか。
ほかには芝1600m重賞で連対歴があり、朝日杯FSで掲示板に載ったプリンスリターン、あるいは芝1800m重賞で好走歴のあるストーンリッジ、ラインベック、サクセッションの計4頭もチェックはしておきたい。
文:出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。
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