【新日本プロレス】タイチの『レスラーめし』!「ちゃんこはマジメに作ってなかった」

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社/山本正二】

新日本のプロレスラーたちの子供のころから若手時代、そして現在に至るまでの知られざる“めしの光景”を紹介していく「レスラーめし」新日本スマホ出張版。前回に続いてタイチ選手編をお送りします。

今回は10年以上通う馴染みの居酒屋『鮒忠 溝ノ口西口第一ホテル店』で話を聞いたのもあり、かなり口がユルいモードになってるタイチ選手。

前回は鈴木軍の同志であり飲み仲間でもある金丸義信選手とエル・デスペラード選手との飲み話や、意外なオカダ・カズチカ選手とのめし話などうかがいましたが、後編ではまず全日本プロレスでの新弟子時代からうかがいましょう。

※このインタビューは3月下旬に収録したものです。

聞き手/大坪ケムタ
撮影/山本正二
協力/『メシ通』編集部

※以下、「レスラーめし・タイチ編(前編)」の序盤をSportsnaviで無料公開!

(若手の頃は)全然細かった。だから『日本昔ばなし』に出て来るみたいなご飯を毎回食べさせられてたな。それもご飯茶碗じゃなくてどんぶりだぞ?

※タイチ選手が『鮒忠』での締めに食べることも多いという「うなぎひつまぶし」(2,880円)、もちろん絶品! 【新日本プロレスリング株式会社/山本正二】

■今回、おじゃましたお店はコチラ!
『鮒忠(ふなちゅう) 溝ノ口西口第一ホテル店』
・住所:神奈川県川崎市高津区溝口2-3-12 川崎第一ホテル溝の口1F
・電話番号:044-856-9987
・営業時間:※2020年4月現在、17時〜20時までの短縮営業中。(※通常時は、17時〜朝4時まで営業)


――タイチ選手が新弟子になった2001年頃の全日本というと、三沢光晴選手たちがプロレスリング・ノアを立ち上げて、所属が川田利明さんと渕正信さんのふたりきりになって、天龍源一郎さんらが戻ってきたタイミングですよね。その頃はちゃんことか作ってたんですか?

タイチ「まあな。俺が入る前のジャイアント馬場全日本の頃の事は知らねぇけど、俺が入った頃の全日本は、新日本とちゃんこ番のシステムが違うんだよ。新日本は若手はその日によってちゃんこ番がいて交代制でやってるけど、でも全日本は練習終わってからメシを作り始めるから、出来上がるのが凄くおせーんだよ。だから先輩とか腹空かせちゃって帰っちゃったりする。残ってるヤツらの苛立ちも毎回凄かったな」

――やっぱりタイチさんも鍋とか作ってたんですか?

タイチ「作ってたけど、美味くもないし普通の鍋だったな。適当に醤油とか味噌、塩をブチこんでるだけ。真面目に作ってなかったから。周りも腹減ってるから味とか期待してないしさ。ただ、一度自分で作って『マズッ!!』って思ったんだけど、そのまま出しちまったことがあって。そんな時に限って馳(浩)が道場に来て、『ヤバい!』と思ったら、『オイ! 美味いよ、このちゃんこ!』(高音のモノマネ付)って言われてビックリしたことあったな(苦笑)」

――ワハハハ! ちなみに当時の全日本でちゃんこ作るのがうまかった人は?

タイチ「荒谷(望誉)とか相撲部屋出身だから、やっぱりあの人のちゃんこは美味かったよ。ただ、スゲー時間かかってね。作ってる途中に北原(光騎)なんかに『テメー、まだかよ!』ってよく怒られてたな」

――ちなみに当時タイチさんの体型ってどんな感じだったんですか? もっと食え食えって感じ?

タイチ「もうぜんぜん細かった。だから『日本昔ばなし』に出て来るみたいなご飯を毎回食べさせられてたな。それもご飯茶碗じゃなくてどんぶりだぞ? ある先輩に『それ食い終わるまで他のことすんなよ!』ってさんざん言われて、やっと食い終わったら今度は晩メシの用意しなきゃいけねーんだ。コノヤロー、忘れねーぞ! いまでも嫌いだ、〇〇〇〇!」

――新弟子時代の恨みは忘れませんね(笑)。

とくにノブはプライベートでもめちゃめちゃ飲んでるから。いきなり電話して『いまから空いてる?』『行きますか!』みたいな

【新日本プロレスリング株式会社】

――さて新日本プロレスに入ってからのタイチ選手のめし話も聞いていきたいと思います。『WRESTLE LAND』を経由して新日本プロレス本隊の興行に出るようになり、ミラノコレクションATとのユニオーネ、小島聡&NOSAWA論外&TAKAみちのくとの小島軍(仮)、それにTAKAタイチ、鈴木軍といろんなタッグやユニットを経てきていますが、やっぱり食事も一緒に行ったりするものでしょうか。

タイチ「それがあんまりないんだよな。タッグを組んでた当時もミラノ(コレクションA.T.)とか会場ではすごいしゃべるし、メールのやりとりはしてたけど、メシ行った覚えとかぜんぜんないもん。どっちかっていうと『プライベートは別』ってタイプが今までは多かったな」

――じゃあ金丸選手、デスペラード選手のふたりみたいな関係は珍しいんですね。

タイチ「飲んではしゃぎたいタイプが揃ったからな。とくにノブはプライベートでもめちゃめちゃ飲んでるから。いきなり電話して『いまから空いてる?』『行きますか!』みたいな」

――ほとんど彼女ですね(笑)。
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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