中穴狙いがベスト!? ダービー卿チャレンジトロフィーを分析
【2019/3/30 中山11R ダービー卿CT(G3) 1着 2番 フィアーノロマーノ】
過去10年のダービー卿CT出走馬の脚質別成績(2011年を除く)
■表1 【過去10年のダービー卿CT出走馬の脚質別成績(2011年を除く)】
過去10年のダービー卿CT出走馬の人気別成績(2011年を除く)
■表2 【過去10年のダービー卿CT出走馬の人気別成績(2011年を除く)】
6番人気以下は【1.3.5.90】という成績。勝ち馬は1頭と少なく、2着馬も3頭と控えめ。しかし、3着馬が5頭出ている。また、10番人気以下は【0.1.0.62】という成績。意外なことに二けた人気馬の好走がほとんどない。伏兵馬は6〜9番人気までに留まっており、大穴馬が突っ込んでくるケースはかなり少ない。
過去10年のダービー卿CTの配当(2011年を除く)
■表3 【過去10年のダービー卿CTの配当(2011年を除く)】
ダービー卿CT1〜5番人気馬の前走クラス別成績(2011年を除く過去10年)
■表4 【ダービー卿CT1〜5番人気馬の前走クラス別成績(2011年を除く過去10年)】
その他では前走オープン特別組や前走G3組が有力。いずれも連対率は約30%ある。G2組やG1組は出走頭数そのものが少ないものの、好走率は芳しくない。全重賞でひとくくりにすると、前走条件クラスやオープン特別組よりも成績が悪くなる。
ダービー卿CTで6番人気以下で好走した馬(2011年を除く過去10年)
■表5 【ダービー卿CTで6番人気以下で好走した馬(2011年を除く過去10年)】
10年は7番人気のショウワモダンが優勝。同馬はその後安田記念を優勝するに至った実力馬だが、ダービー卿CT以前にはマイル重賞で好走した実績はなかった。ただ、2走前に中山記念で3着と好走していた。12年2着のオセアニアボス(10番人気)も過去の目ぼしい実績は、11年のスワンS3着ぐらいだった。このように以前はG2で善戦実績がある馬が穴を開けていた。場合によってはこの手のタイプも穴になることを覚えておきたい。
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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