【サーフィン】『2020 ISA世界パラサーフィン選手権』開幕
【ISA / Sean Evans】
現地時間3月11日にオープニングセレモニーが行われ、連日ヒートが進行しています。
アダプティブサーフィンのセラピープログラムを提供する組織、「AmpSurf」が今年からイベントパートナーとしてコンテストに参加。
22ヶ国、131名のアスリートが参加した「パレード・オブ・ネイションズ」の後、平和を象徴するために各国から持ち寄った海の砂を一つの箱におさめるISA独特の儀式「サンド・オブ・ザ・ワールドセレモニー」が行われました。
ISA会長のフェルナンド・アギーレ氏は足の骨折から回復傾向ながら会場には来られず、音声でのメッセージで参加。
「今回はAmpSurfがパートナーとして初参加する特別なイベントです。数年前までパラサーファーは国内及び世界のタイトルを競うプラットフォームがありませんでしたが、今では一変しています。私達ISAがこのスポーツの最初の鍵を与えた組織であることを嬉しく思います。過去数年に渡り、パラサーフィンが将来パラリンピックに参加出来るように委員会と連絡を取り合い、可能性を生み出してきました。私達はパラリンピック参加を目標に努力します。この一週間、みんなが競技をしながら友情を育むことを願っています。全員がパラサーフィンの大使です。希望と興奮を共有しましょう!
日本代表 【Photo: ISA / Sean Evans】
日本代表 【Photo: ISA / Sean Evans】
コンテスト初日
ブラジル代表のロベルト・ピノ 【Photo: ISA / Sean Evans】
初日は2016年、2017年に金メダルを獲得したブラジル代表が活躍。
金メダリストのアルチーム・ネト、マル・メンデス、ロベルト・ピノがスコアを伸ばし、ピノは8.80を含むトータル16.83のハイエストヒートスコアを出していました。
また、カナダの金メダリスト、ビクリトア・フェイジュは9.10とウィメンズで2番目のスコアをマーク。
メキシコのバーバラ・ガルシアは国際舞台で初めて国を代表したことに興奮。
彼女は事故で足を切断してもサーフィンに対する情熱は衰えず、心、魂、身体を癒すと話していました。
日本代表の山本力也 【Photo: ISA / Sean Evans】
コンテスト2日目
この日もブラジル代表が強く、マイク・ヴァズはパーフェクトに近い9.83をスコア。
トータル18.16で他の選手を圧倒してトップ通過。
チームメイトで金メダリストのダヴィ・テシェイラもトータル13.00で共にラウンドアップを決めています。
ウィメンズではオーストラリア代表で金メダリストのサム・ブルームがこの日のハイエストスコア並びにハイエストヒートスコアを出していました。
ブラジル代表のマイク・ヴァズ 【Photo: ISA / Sean Evans】
オーストラリア代表のサム・ブルーム 【Photo: ISA / Pablo Jimenez】
彼は2012年のアフガニスタンでIED、即席爆発装置の犠牲となり、10日間昏睡状態となり、右腕と両足を切断。
サンディエゴのバルボア海軍医療センターでサーフィンセラピーに出会い、新たな生きがいを見つけました。
アメリカ代表のホセ・マルティネス 【Photo: ISA / Sean Evans】
(日本代表) Photo: ISA / Pablo Jimenez 【THE SURF NEWS】
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