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2019/11/16 東京6R 1勝クラス 1着 4番 アヌラーダプラ

芝1400m実績が重要なフィリーズレビューを展望

JRA-VAN

今週末は、障害戦を含めて重賞が5鞍も組まれるなど注目のレースが目白押し。そのなかから今回は、日曜阪神のフィリーズレビューを取り上げたい。出走登録がある26頭の収得賞金を見る限り、桜花賞のゲートに入るためには優先出走権が必要な馬が大半を占める。激しい争いが繰り広げられそうな一戦を、過去10年のデータから展望しよう。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

人気別成績

■表1 ■表1 人気別成績

表1は人気別成績。なお、昨年は1着同着だったため、過去10年の1着馬は11頭、2着馬は9頭という内訳になる。1着馬の人気傾向はなかなか特徴的で、1〜3番人気が7頭、8番人気以下が4頭と二極化しており、人気薄の勝ち切りも少なくないことに注意したい。また、2、3着には5〜7番人気の中穴クラスが入るケースも多くなっている。

枠番別成績

■表2 ■表2 枠番別成績

表2は枠番別成績。勝率ベースで見ると1〜3枠がすべて10%以上の数値を残しており、計7頭が勝利している。例年出走頭数が揃ってゴチャゴチャしたレースになりがちなのだが、それでも内枠のほうが勝ちやすいことは覚えておきたい。

馬体重別成績

■表3 ■表3 馬体重別成績

表3はレース当日の馬体重別成績。勝率が10%を超えているのは「460〜479キロ」「480〜499キロ」で、3歳牝馬としては比較的馬体に恵まれた馬が1着になりやすいことがわかる。残る4勝中3勝も「440〜459キロ」で、440キロ未満だった1着馬は昨年のプールヴィルしかいない。このデータを見る限り、1着を狙うなら440キロ以上は欲しいところだろう。

前走人気別成績

■表4 ■表4 前走人気別成績

表4は前走人気別成績。複勝率ベースで見ると前走5番人気と6〜9番人気の間に隔たりがあり、基本的には前走5番人気までがいいだろう。前走1番人気は、4勝を挙げて単勝回収率157%。そのうち2頭はいずれも8番人気だった16年のソルヴェイグと18年のリバティハイツで、両馬ともに前走の500万下(現1勝クラス)で敗れたために人気を落とすこととなった。また、前走2番人気より、前走3番人気や4番人気のほうが優秀な数値を残していることも確認しておきたい。

基本的には前走5番人気までと述べたが、前走6〜9番人気や10番人気以下で好走した馬も計6頭いる。このうち4頭には前走が阪神JFという共通項があるので、狙うとすればここだろう。

芝1400mの実績別成績

■表5 ■表5 芝1400mの実績別成績

表5は、芝1400m実績(ここでは1着および重賞2着以内)を持つ馬と持たない馬の成績を比較したもの。やはり、フィリーズレビューと同じ芝1400mで実績を持つ馬のほうが明らかに高い好走率を記録している。実績を持たずに好走した馬も9頭いるため絶対とまでは言えないが、できれば持っておきたいところだ。

前走距離別成績(芝のみ)

■表6 ■表6 前走距離別成績(芝のみ)

表6は前走距離別成績。対象とする前走は芝のみとし、そのなかでも出走馬の大半を占める1200、1400、1600mに絞って掲載した。すぐに気づくのは、全部で25頭いる前走芝1200mは好走例が皆無ということ。次に、好走例が多い前走芝1400mと1600mはどちらもチャンス十分だが、5項目中4項目で高い数値を残している前走芝1600mがより有利と言える。また、前項で確認したことも考慮すると、芝1400m実績を持ち、そのうえで前走では芝1600mに出走していた馬が有望と考えられる。

なお、距離を問わず前走ダートの場合は【0.0.1.19】という成績。13年3着のティズトレメンダスが唯一の好走例となっている。

芝1400m実績なしの1〜3着馬一覧

■表7 ■表7 芝1400m実績なしの1〜3着馬一覧

表5の項で、芝1400m実績を持たない好走馬も9頭いることを述べた。それを一覧にしたのが表7。ここで注目したいのが血統で、このケースでは「非サンデー系」の父を持つ馬の好走が目立つ。9頭中7頭が該当し、そのうち5頭は母の父も非サンデー系だった。サンデーサイレンスの血を持つ馬が非常に多い現在では珍しい傾向で、参考にしたいところだ。

【結論】

今年のフィリーズレビューは、フルゲート18頭のところに26頭が出走登録。このなかから、先に見たデータで好走例が多い「馬体重440キロ以上」「前走5番人気以内」「前走芝1400、1600m」に合致する馬を挙げていく。なお、馬体重のデータは本来レース当日のものに基づいているが、ここでは前走時を採用する。また、収得賞金400万円の18頭は出走が確定していないため、馬名の後ろに(※)を付記している。

まずは芝1400m実績を持つ馬から。アヌラーダプラは勝ち馬が多い前走1番人気で、より好走率が高い前走芝1600m。前走時464キロと馬体重も十分で、好条件が揃っている。ほかにカリオストロ、シャレード(※)、ナイントゥファイブ(※)、ミズリーナ(※)の4頭も該当する。

芝1400m実績を持たない馬では、前述の条件に加えて、父が非サンデー系の馬の好走が多い。該当するのはデンタルバルーンで、母の父も非サンデー系という血統だ。

最後に前走が阪神JFだった馬は、そこで6番人気以下でも好走するケースがあった。今年該当するのはヤマカツマーメイドルーチェデラヴィタ、ボンボヤージ(※)で、この3頭にもチャンスはありそうだ。

文:出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。

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