東浜巨が4被弾で開幕ローテへ黄色信号。打線が終盤に反撃もホークスが惜敗

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【画像提供:パーソル パ・リーグTV】

 2月29日、福岡PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと阪神のオープン戦は、4対5で阪神が勝利。福岡ソフトバンクは終盤から反撃したが、序盤の5失点が重くのしかかった。
 
 福岡ソフトバンク先発の東浜巨投手は初回こそ無失点に抑えたが、2回表に先頭のサンズ選手に高めに入った変化球を左中間スタンドに運ばれ、来日第1号を献上。3回表にも、1死から高山俊選手に甘く入った変化球を捉えられると今度は右翼席へ飛び込む1号ソロを浴び、序盤に2点のリードを許す展開となった。

 中盤に入っても東浜投手の状態は上がらず。4回表、1死からサンズ選手に2打席連続本塁打を浴びると、大山悠輔選手にもカーブをポール際に運ばれ、4回4本塁打4失点で降板。開幕に向けて厳しい結果となった。

 福岡ソフトバンクは5回から2番手として古谷優人投手が登板したが、回をまたいだ6回表に大山選手に2打席連続本塁打を許し、スコアは0対5に。打線も6回まで2安打に抑えられ、阪神が主導権を完全に握る形となった。

 一矢報いたい鷹打線は7回裏、阪神の5番手・岩田稔投手から、途中出場の栗原陵矢選手が安打で出塁すると、続く4番・バレンティン選手がフェンス直撃の適時二塁打。内野ゴロの間にも1点を返し、点差は3点に。続く8回表にも岩田投手を攻め立てると、途中出場の九鬼隆平選手が適時打、ルーキー・佐藤直樹選手にも右翼手の頭上を越える適時三塁打が飛び出し、4対5とたちまち1点差に詰め寄った。

 1点差に迫った鷹打線は9回裏、2死2塁と同点のチャンスを作るが、最後は周東佑京選手が内野ゴロに倒れ、4対5で試合終了。終盤にチャンスを作ったが、序盤の被弾が響き、僅差で敗戦した。投手陣では、7回から登板した泉圭輔投手、岩嵜翔投手、森唯斗投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑える好リリーフを披露。開幕に向けて順調な仕上がりを見せた。

  123456789 計
神 011201000 5
ソ 000000220 4

神 ○西勇輝-中田賢一-谷川昌希-藤川球児-S岩田稔
ソ ●東浜巨-古谷優人-泉圭輔-岩嵜翔-森唯斗

文・和田信
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