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企画ものの撮影で、同期と並ぶ西濃運輸の岩城駿也(左端/写真=松橋隆樹)。

【週刊グランドスラム31】足かけ17日の春季キャンプ取材こぼれ話

公益財団法人 日本野球連盟

 足かけ17日、13チームにわたるキャンプ取材から、2月19日に帰京した。『グランドスラム55』では、チーム取材のほかにいくつか企画があり、並行してそれをこなしたから、ICレコーダーのファイル数は50をオーバーした。そのうちのひとつに、東邦ガス・若林俊充選手の肉声も含まれている。
 体重100kg超の大砲。取材を終え、雑談していると、中学時代の所属が横浜青葉シニアだという。待てよ、同じシニアの先輩で、若林さんと同じ身体の大きな選手がどこかにいたぞ……。
「建部さんですか?」
 そう! 昨年まできらやか銀行でプレーした建部翔太選手だ。187cm・105kg。若林選手とは2歳違いである。こんなふうに、何気ない雑談から話題が広がるのが、取材者のささやかな楽しみだ。
 実は、その建部選手は、バレーボール男子・バルセロナ五輪代表の大竹秀之さんの甥。かつて話をした時、「野球をやっていてよかった。もしバレーでこの身長なら、リベロくらいしかありませんから」と笑っていたものだ。身長2m級がざらのバレー界では、190cm以下は小柄に分類される。建部選手の叔父である大竹さんとは、かつてよく取材した縁がある。昨年は、きらやか銀行が都市対抗に出場。応援に来ていた大竹さんと東京ドームの一塁側でしばし一緒に試合を観たのだが、2mを大きく超す長身は、あの大観衆のスタンドでもさすがによく目立っていた。

ティー打撃に打ち込むパナソニックの片山勢三。 ティー打撃に打ち込むパナソニックの片山勢三。 (写真=松橋隆樹)

「勢三さんとも、『プロに行くには、やっぱり守備だよね』と話したんです」
 そう教えてくれたのは、西濃運輸の岩城駿也選手(九産大出)だ。“勢三さん”というのはパナソニックの片山勢三選手(九州共立大出)で、1学年違いながら2人は、福岡六大学連盟で多くの打撃タイトルを争ってきたスラッガー同士だ。

ぽっちゃりスラッガーの活躍に注目

 片山選手は2年目の昨年、ドラフト指名を目指して一塁守備に挑戦したが、残念ながら指名は叶わなかった。岩城選手も、大学でプロ志望届を提出しながらドラフト指名がなかったのは、守備に課題があると自覚している。そこで、1年目の昨年は三塁の定位置獲得に挑戦も、多くは指名打者での起用にとどまり、今季はさらなる守備力強化をテーマにしている。それが、『やっぱり守備だよね』という2人の共通意見なのだ。
 その数日後。パナソニックのキャンプで、片山選手と話した。「岩城、元気でしたか。だいぶ身体が絞れていましたね」と言う片山選手本人は176cm・105kg。
「門司学園高時代から“ドカベン2世”と言われました。実際、高校の監督と知り合いだった香川伸行さんが、練習を見にきたこともあります」という、ぽっちゃりタイプのスラッガーだ。
 1年目の2018年は、都市対抗近畿二次予選の不振でスタメンから外れたが、東京ドームの初戦で代打本塁打という派手なデビュー。そこから復調すると、シーズンの対象公式戦で6本塁打、打率.414で目標だった社会人ベストナインを指名打者部門でを獲得した。だが、2年目は挑戦した一塁守備の負担、また呼び込んで打つような打撃改造が上手くいかず、本塁打は4本も打率は低調。今年は「1年目のバッティングに戻して」プロへの挑戦を続けることになる。
 岩城選手のほか、ここに登場する若林、建部、片山の3選手はいずれも体重100kg超。プロ球界でも山川穂高や中村剛也(ともに埼玉西武)、アジャこと井上晴哉(千葉ロッテ)ら、ぽっちゃりスラッガーは、愛嬌のあるキャラクターから人気者が高い。今季は社会人でも、ぽっちゃり君に注目してみては。
(文=楊 順行)

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1949年に設立した社会人野球を統轄する(公財)日本野球連盟の公式アカウントです。全国の企業、クラブチームが所属し、中学硬式や女子野球の団体も加盟しています。1993年から刊行している社会人野球オフィシャル・ガイド『グランドスラム』の編集部と連携し、都市対抗野球大会をはじめ、社会人野球の魅力や様々な情報を、毎週金曜日に更新する『週刊グランドスラム』などでお届けします。

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