2019年の『ビラボン パイプマスターズ』で怪我から完全復活を果たし、2020年東京オリンピックのアメリカ代表としての枠も獲得したジョン・ジョン・フローレンス。

2020年に参加する最初の試合QS5,000『Volcom Pipe Pro』開催の前に、2013年からのスポンサーである「Hurley」からの離脱が発表された。

2013年から2019年の間、ジョン・ジョンは2度のワールドタイトル獲得。ほかにも『THE EDDIE』の優勝、2度のトリプルクラウン獲得、多くのアワード受賞など輝かしい成績を残し、2020年東京オリンピックにはアメリカ代表としての出場が決まっている。

「Hurley」は2019年に親会社のナイキが投資会社のブルースター・アライアンス（Bluestar Alliance LLC）に売却したばかり。
海外メディアでは、ジョン・ジョン離脱は8年間で$30million、日本円で30億円以上と言われるプロサーファー史上最高の契約料が原因との推測もされている。

過去18年間、ナイキの子会社としてジョン・ジョンを始め、フィリッペ・トレド、ジュリアン・ウィルソン、コロへ・アンディーノ、ミシェル・ボウレズ、カリッサ・ムーア、レイキー・ピーターソンなど世界最高のチームを維持していた「Hurley」

最近では「Hurley」設立当初からのライダーであるロブ・マチャドが離脱。
ハワイのアップカマーであるバロン・マミヤやイーライ・ハンネマンも契約更新はされず、カリッサ、ミシェルも先行きは不透明だ。

その他の「Hurley」ライダーでは、ジュリアンが「Oakley」とマリア・マニュエルをサポートする「Lululemon」の両方と話し合いをしているという噂がある。
フィリッペは昨年、年間$600k、日本円で約6千万円、5年間の契約を結んだばかりのため、継続される可能性がある。
彼の場合はブラジルからカリフォルニアに移住して大家族を養っているため、この契約は重要である。

ジョン・ジョンは1月29日〜2月10日にパイプラインで開催されるQS5,000『Volcom Pipe Pro』に出場予定。

1月上旬には次のスポンサーがまだ見つからないジョン・ジョンが「Hurley」のステッカーを剥がしたサーフボードを抱えてパイプラインに現れたとのこと。

新しいスポンサーはユニクロ？アディダス？それとも他のサーフィンブランドか？
様々な憶測が飛び交う中で行われるこのイベントに注目したい。