■国内男子ゴルフ / 昨年の賞金ランク2位のノリスのオフはどんなん？？（エアメール編）

今平周吾との2年連続の賞金レースの末に、惜しくも2年連続の2位で悔し涙をこぼした南アのノリス。
日本ツアーは4月の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ（4月16日ー19日、東建多度カントリークラブ・名古屋)」まで、故郷でどんなオフを過ごしているのだろう。
Eメールを飛ばして近況をさぐってみたら、さっそく写真付きの返信を届けてくれたので、ここにご紹介します。


日本のゴルフファンのみなさん、こんにちは。ショーン・ノリスです。
いつも僕にたくさんのご声援を送ってくださり本当にありがとうございます。
昨年もまた、賞金レースでシューゴに負けてしまいましたが、今年こそリベンジをかけて、僕は欧州ツアーの「南アフリカオープン」からすでにシーズンをスタートしています。

初戦は36位。2戦目の「アブダビHSBC選手権」は6位タイ、先週の「オメガドバイデザートクラシック」は56位タイと、まずまず順調な滑り出しができて、ほっとしています。

昨年末は、日本の試合が終わったあとまっすぐにプレトリアの自宅に帰り、家族とつかの間のオフを思いっきり満喫しました。

休みの日はできるだけゴルフは忘れて、家族との時間を大切にしたい。
みんな食べることが大好きなので、家族でバーベキューを楽しんだり、近くの美味しいレストランを開拓したり、シーズン中会えなかった分、息子のジェイデンともいっぱい遊びましたよ！
最近は、おもちゃのゴルフクラブに夢中です。

リフレッシュとチャージは万全です。
今年はなんとしても世界ランキングで50位に入って、マスターズをはじめ、4大メジャーすべてに出場したい。
日本では、少なくとも年間2勝。今年こそ賞金王を狙います。

そして、何より忘れてならないのが東京五輪…！
現在、私の世界ランキングは57位で、母国では3番目。
1番目のルイ・ウェストヘーゼンは断トツの14位ですが、2番目のエリック・ヴァン・ルーヤンは49位と、詰められない差ではないと思います。
代表選考の6月末までに、なんとか追い抜かして出場権を獲得したい。
日本ツアーで頑張っている僕が、日本で行われるオリンピックに出られないなんて…そんなの、みなさんも『考えられない』って思うでしょう?!（笑）。
もし、出られることになったら昨年、亡くした父もどんなに喜んでくれることか…。
代表選考レースも頑張ります。
みなさんは、日本代表選手のことが気にかかるとは思いますが、南アのノリスのことも、ちょこっと頭に置いていてくださいね！

また4月にみなさんとお会いできることを、心より楽しみにしています。それまでぜひ、お元気で…!!　ショーン・ノリスより。（取材協力/JOYX)

■東京五輪ゴルフ競技
＜会場＞ 霞ヶ関カンツリー倶楽部（埼玉県川越市）
＜日程＞ 男子 7月30日（木）ー8月2日（日）/ 女子 8月５日（水）ー8月8日（土）
＜出場資格＞世界ランキングを元に算出した『オリンピックゴルフランキング』により決定。男子は20年6月22日、女子は6月29日時点の同ランキング15位内に入っていれば1か国最大4人まで、16位以下の国または地域は2人を上限に、合計60名が選出される。