【フットサルプレーオフ決勝 第1戦/名古屋vs大分】2度のビハインドを追いつき価値あるドロー。「(明日の第2戦で)プレッシャーがかかるのは名古屋」(大分 伊藤雅範監督)

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【軍記ひろし】

1月25日(日)、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 プレーオフ決勝 第1戦が武田テバオーシャンアリーナで行われ、バサジィ大分は名古屋オーシャンズと2-2で引き分けた。

開始からわずか20秒で先制を許して、その後も押し込まれながら前半を終えたが、後半、24分にカウンターから仁部屋和弘が同点ゴール。30分に再び勝ち越されたものの、33分に吉田圭吾が値千金の同点弾。試合終盤は守備に意識を置いて“同点を守りに”いき、そのまま2-2でタイムアップ。

2戦合計スコアで並んだ場合は名古屋の優勝となるものの、第2戦で勝利すれば文句なしの優勝。大分にとっては想定内の展開で明日の最終決戦へと持ち込むことに成功した。

大分が優勝して歴史を変える

伊藤雅範監督(バサジィ大分)

──今日の試合を振り返って。

また明日に向けて頑張らないといけない。(今日の2-2という結果は)どちらにもアドバンテージがない状態だと思います。この試合でできたこと、できなかったことを整理して明日に臨みたいと思います。

──(0-1で折り返した)後半に向けての指示は?

80分でマネージメントしようと。負けていましたが、焦ることなく自分たちのゲームをしようという話をしました。あとは相手の守備を見て、こうしようという攻撃の形の2点ですね。

──2-2のまま、終盤はゴールを奪うというよりも、どちらかというと同点のスコアを守りにいった印象でした。その時間帯のプランはどうだったのでしょうか?

スコアを守りにいこうと思いました。2-2で(明日の第2戦で)プレッシャーがかかるのは名古屋の方かなと。1点を取ればうちが勝ちます。うちのカウンターは速いですし、点を取りにきたら、そこにはカウンターが待っています。ですから、2-2は彼らに大きなプレッシャーを与えられるということで、(そのまま終わらせるという)指示を出しました。

──前回(2013シーズンに)プレーオフ決勝に進んだ際は(1試合目に7-6で勝ち切って)2戦目はスタミナが持たずにやられました。その経験が今回にも生きているのではないでしょうか?

昔のことなので忘れましたが、体力的なアドバンテージが相手にあるのは理解しています。そのなかで、できること、できないことを整理して戦う。その意味で、今シーズンは我慢して3セットで1年間やってきたことが生きるかもしれません。最後までわからないですが、正直、それなりに走らせてきたので、5年前よりも自信があります。

──大分で見守っているファンに向けて、明日への意気込みをお聞かせください。

大分のファンもそうですし、プレーオフ決勝ですから、日本中のフットサルを愛している人、支えてくれる人に、あと40分、素晴らしい試合を見せたい。そして、チームの優勝を目指して戦います。

白方秀和(バサジィ大分)

──今日の試合を振り返って。

難しい試合でしたが、最後に追いつけてよかったです。明日で優勝が決まります。バサジィ大分はまだ優勝経験がないので、歴史を変えられるようにみんなで頑張りたいです。

──大分で見守っているファンに向けて、明日への意気込みをお聞かせください。

大分で、いつも応援してくださるみなさんにいい報告をできるように頑張るだけです。それと、今までチームに関わってきた人たちの分まで戦いたいと思います。
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