春のG1へ向け好スタートを切る馬は? アメリカJCCを分析する
【2019/1/20 中山11R アメリカジョッキークラブC(G2) 1着 8番 シャケトラ(7番人気)】
人気別成績
■表1 【人気別成績】
年齢別成績
■表2 【年齢別成績】
枠番別成績
■表3 【枠番別成績】
前走クラス・着順別成績(本年登録馬の該当クラスのみ)
■表4 【前走クラス・着順別成績(本年登録馬の該当クラスのみ)】
前走G1からの3着以内好走馬
■表5 【前走G1からの3着以内好走馬】
前走オープン特別・中央G3からの3着以内好走馬
■表6 【前走オープン特別・中央G3からの3着以内好走馬】
【結論】
相手候補はまずラストドラフト。本馬の前走・中日新聞杯が12月に行われたのは過去10年で5回しかないが、それでも3着以内馬3頭を出している。G3組は前走連対馬が複勝率44.4%の好成績(表4)。ラストドラフトは同レース2着のほか、昨年1月には京成杯も制し、この組の多くの好走馬に共通する「芝2000mG3連対」もクリアする(表6)。ただ、4歳馬のため当日4番人気以下ならやや割引が必要だろう(表2)。
その他では、一昨年の2着馬・ミッキースワロー。前走・福島記念で連対に届かなかった(3着)ためラストドラフトには及ばない評価になるものの、こちらも昨年の七夕賞1着、新潟大賞典2着と、芝2000mのG3連対実績馬だ。
なお、一昨年の有馬記念馬・ブラストワンピースは、過去10年に出走例がない帰国初戦。JRA-VAN Data Lab.でデータが提供されている1986年以降でも、1996年のスキーキャプテン(ケンタッキーダービー14着以来、8カ月半ぶり)が2番人気で8着に敗れた1例しかない。中央G1組(表5)の傾向を当てはめれば「前年のG2連対」(札幌記念優勝)を満たすが、単複の回収率が低く、近年は勝ち切れない1番人気(表1)の支持が予想されるだけに、強くは推しづらい印象だ。
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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