【UFC】粗削りながらも未来を予感させるジャマール・ヒル

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【Josh Hedges/Zuffa LLC via Getty Images】

デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズ出身のファイター数名が今週末にオクタゴンに登場する。そのうちの一人であるジャマール・ヒルは昨年8月に上海でプロモーショナルデビューを果たす予定だったが、その試合は実現しなかった。今回の試合にはパスポートは必要ない。ミシガン州グランドラピッド出身のヒルは大西洋岸のノースカロライナ州ローリーに向かい、そこでダルコ・ストシッチと対戦する。

5勝0敗をマークして昨夏にラスベガスのUFC Apexに登場したヒルは、第2ラウンドでアレクサンダー・ポペックを仕留め、契約を勝ち取った。この地に向かう前、28歳のライトヘビー級ファイターであるヒルは同郷ミシガン出身のデクアン・タウンゼンドをユナニマス判定で下している。ちなみに、タウンゼンドはその数週間前にショートノーティスでオクタゴンに登場していた。

身長やリーチに恵まれたヒルはまだオクタゴンでは粗削りな面があるものの、天性の才能の片りんを見せているところからすれば、UFCで約束された未来があると予測するのも難しくない。一方のストシッチはニューカマーにとって素晴らしい試練だ。ミルコ・クロコップの弟子のような存在であるストシッチはすでにオクタゴンで3戦をこなしており、キャリアを通じてヒルの2倍の経験を有している。

オクタゴンで良いスタートを切り、無敗の記録に印象的な試合を新たに加えることができれば、2020年にヒルのポテンシャルを見るのはこれが最後にはならないだろう。
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