【フットサル】“日本の守護神”イゴールが10万人に1人の難病「ギラン-バレー症候群」を発症か……。「長い道になるかもしれませんが、戦います。」

SAL
チーム・協会

【軍記ひろし】

W杯予選を目前に控えたタイミングでまさかの……

ペスカドーラ町田のピレス・イゴールが自身のインスタグラムで10万人に1人と言われる難病の「ギラン-バレー症候群」にかかった可能性があることを告白した。本人の投稿によると、手足や頭のしびれを感じて1月8日に病院に行ったところ、医師から診断をくだされたという。2月にはW杯出場をかけたAFCフットサル選手権を控えていたが、「それも難しい状況です」と明かしている。

イゴールはブラジル・サンパウロ出身の39歳で、ポジションはゴレイロ(GK)。2009年にシュライカー大阪に加入すると、鉄壁の守備と正確なスローで初年度から大活躍。2013年からはペスカドーラ町田でプレー。これまでに最優秀選手を1回、ベスト5を8回受賞している。2016年1月に日本国籍を取得すると、ブルーノ・ガルシア監督率いる日本代表にも召集されていた。

「完全回復までは長い道になるかもしれませんが、戦います。家族のために。親友のために。チームのために。息子のために。自分のために。そして今までずっと応援してくれた人達のために。」と大きなショックを受けながら前向きな言葉を残したイゴール。大きな困難に打ち勝ち、再びピッチに戻ってくることを祈りたい。

以下、本人がSNSにアップしたコメント

まさか10万人の中の1人になるとは。
手足や頭に感じたことがないしびれが何日か続いていて徐々に広まっていたので、1月8日に病院に行き、検査や症状による診断は。。まだ100%確実には言えないが、たぶんギラン-バレー症候群だと。。。ググってみると「ギラン-バレー症候群は,急性で,通常は急速に進行するが自然治癒する炎症性多発神経障害であり,筋力低下および軽度の遠位部感覚消失を特徴とする。」と書いてあり、つまり免疫システムが自己の末梢神経を攻撃する稀な疾患です。その場ですぐに入院することが決まり、治療もその夜始めることになりました。
大きなショックでした。信じたくなかったです。10万人の中で1人か2人しかかからない難病。何でこのタイミングで。。。ワールドカップに向けて重要なアジア選手権や全日本選手権でプレーしたかったが、それも難しい状況です。
数日間で症状が悪化して、顔はほぼ完全麻痺していました。入院は少なくとも2週間、リハビリ入院も含めて数ヶ月がかかる可能性があると言われました。完全回復までは長い道になるかもしれませんが、戦います。家族のために。親友のために。チームのために。息子のために。自分のために。そして今までずっと応援してくれた人達のために。毎日戦います。絶対回復して、また大好きなフットサルができるように頑張ります。そしてフットサルだけではなく、息子をまた抱っこして、いつか一緒に元気に走れるように頑張ります。またピッチで会えるまで、どうぞ見守っていてください。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

SAL

フットサルを見る・蹴る・着るという3つの視点から多角的に発信していくメディアです。見る人には、試合情報や技術・戦術などの競技の魅力、選手のキャラクターや物語を。蹴る人には、ボールを扱う喜びや仲間と蹴る爽快感を。着る人には、注目アイテムや、着こなしのアドバイスを。それぞれのニーズに合ったフットサル情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント