【サーフィン】牧之原・静波のウェーブプールは2020年秋開業。

チーム・協会

【Image: Surf Stadium Japan株式会社】

静岡県牧之原市のウェーブプール建設計画について、20日、事業者であるSurf Stadium Japan株式会社が牧之原市役所で記者会見を開き、正式にその計画及び事業運営について正式に発表した。

2020年秋開業、AWM社システムを採用

プールは、幅約150メートル、縦約60メートルの半楕円形状。造波装置は、前回報道の通りテキサスのBSRサーフリゾートで使用されているAmerican Wave Machine社のPerfect Swell240型を採用する。

ビギナー向けの柔らかい波から、1.8メートルのバレル、エアリアル用の波も生成可能で、平均乗波時間は約10秒程度。

総事業費は10億円以上で、静波海岸から徒歩すぐの敷地約1.6ヘクタールに建設する。現在、静岡県及び牧之原市の開発に伴う行政手続きを進めており、認可が下り次第2020年1月頃に着工する見通し。2020年秋の開業を予定しており、年間5万人の利用を見込んでいる。施設使用料金や営業時間などの詳細は現在策定中。 開発目的はサーフィンを、より身近なスポーツとして普及させると共に自然では実現不可能な安定した波を連続して造波することで将来のトップアスリートの練習場として活用し、世界で活躍する日本人アスリートの育成にあります。又、地域貢献の一助として、牧之原市の沿岸部活性化計画の一翼を担う施設としても機能させる所存です。
(中略)本施設が開業することで日本でのサーフィン技量は飛躍的に向上することが見込まれるとともに、お子様からシニア、体の不自由な皆様までより安全安心な体験サーフィンが楽しめる施設であることも目指します。Surf Stadium Japan株式会社 2019年12月20日報道発表より

会見には日本サーフィン連盟の酒井厚志理事長や、吉永強化本部長らも同席し、選手育成などに関して期待を寄せた。

牧之原市とANA総合研究所が包括連携協定

同日、牧之原市は株式会社ANA総合研究所と、観光資源の活用による沿岸部の活性化を目的とした包括的連携協定を締結した。

■締結した地域協働事業
(1)沿岸部の観光資源を生かした、観光振興に関すること。
(2)地域ブランド化の推進及び来訪者の拡大に関すること。
(3)地域情報の発信に関すること。

五輪ホストタウンとして、アメリカや中国のナショナルサーフィンチームの事前合宿などを受け入れている牧之原市。サーフスタジアムジャパンの安達俊彦社長らは、同日、牧之原市の杉本市長に事業への協力を要請しており、この包括連携協定により海のサーフィンに加え、ウェーブプールも含めた取り組みが期待される。

Surf Stadium Japan会社概要

会社名:Surf Stadium Japan株式会社
設立年月日:2019年3月22日
所在地:静岡県牧之原市静波2315番地6
代表者名:代表取締役 安達俊彦
https://surfstadium-japan.co.jp/(12月21日以降開設予定)
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