【日本野球連盟公式サポ通信】超攻撃的野球は健在!JFE東日本が目指す2020年(後編)

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チーム・協会

【表彰式に挑むベストナイン受賞選手たち】

JFE東日本ベテラン選手たちの来年の目標

12月11日にKKRホテル東京で開催された、2019年社会人野球ベストナイン表彰式。
今年は都市対抗野球大会で優勝したJFE東日本から4人の選手が見事受賞をしました。

後編の今回は、チームの精神的支柱となったベテラン選手2人の来年の目標をご紹介します。
まずは指名打者部門を受賞した、内藤大樹選手です。

【ベテランとしてチームを支えた内藤大樹選手】

来年の目標を「首位打者」と大きく掲げた内藤選手は、
「ルーキーたちの活躍は正直脅威でしたよ。危機感も感じました。自分は来年、野手の中でも最年長になるので、若い選手たちに負けないように“首位打者”を取るくらいの気持ちでやっていかないといけないなと感じています」

体もまだまだ元気!と話す内藤選手は、自分のためにも、そして若手選手のお手本になるためにも練習から切磋琢磨していきたいと意気込んでいました。

【「首位打者」になるような気持ちでプレーしたいと意気込みを語ってくれました】

「来年はスケジュールが変わることもあり、都市対抗まで期間が空きます。まずは日本選手権までにしっかりチームづくりをしていこうと思っています。みんなには、初心にかえって結果にこだわりながらやっていくぞと伝えています」
と頼れるベテラン選手は、来年もチームを引っ張っていってくれそうです。

最後にご紹介するのは、ベストナイン投手部門と、最多勝利投手賞をダブル受賞したベテラン右腕・須田幸太投手です。

【JFE東日本の優勝に欠かせない存在でした】

須田投手は、来年の目標を「連覇!」としていました。

「来年も“超攻撃的野球”というチーム全体が目指す野球像は変化しないけど、今年がむしゃらに頑張ってきたルーキー4人(今川優馬、峯本匠、平山快、岡田耕太)が、自分たちがチームの軸となることを、どこまで自覚してやれるかがポイントになるかと」

今年の日本選手権1回戦(対日本製鉄室蘭シャークス)が終わった直後に、須田投手はチームの投手陣が不安だと話していました。
「本音を言うと、そこはまだ払拭できていないです。やります!と言っているだけの選手を、どう本気に変えていけるかが大事。調子のいいことを言うだけでは連覇はできない」

【精神的支柱として来年もチームをけん引してくれそうです】

ベテランとしてアドバイスをすることの多かった今年とは違い、来年は選手個々の自主性を伸ばす練習メニューに変えていこうと落合成紀監督とも話しているそうで、
「練習メニューを自分で組ませたりして、チーム全体の練習の仕方を変えていくつもり。すぐに質問をしないで、まずは自分で考えて行動する。この流れをつくることで、今自分に何が一番必要なのか気付くことができる。新しいチームづくりをしていきますよ」

力強く「連覇!」を目標に掲げ、チームに新たな刺激を与えようとしている須田投手は、
「ヒジの状態もいいしね。来年は150キロ投げるぞ!(笑)」
といつものユーモアたっぷりの回答と笑顔を、最後に見せてくれました。

優勝を「奇跡的な優勝」で終わらせたくない。
JFE東日本は、本当に強いんだということを証明したい。
という想いが4人から伝わり、私も日本野球連盟公式サポーターとして、来年もしっかりリポートしていきたいなと感じました。

連覇に向けて歩み始めているJFE東日本の活躍を、今後も見守りたいです。
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著者プロフィール

1949年に設立した社会人野球を統轄する(公財)日本野球連盟の公式アカウントです。全国の企業、クラブチームが所属し、中学硬式や女子野球の団体も加盟しています。1993年から刊行している社会人野球オフィシャル・ガイド『グランドスラム』の編集部と連携し、都市対抗野球大会をはじめ、社会人野球の魅力や様々な情報を、毎週金曜日に更新する『週刊グランドスラム』などでお届けします。

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