【J1リーグ第34節 大分 vs C大阪】最終節で快勝を収めたセレッソ。右肩上がりのシーズンの有終の美を飾り、リーグ最少失点も達成!

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【CEREZO OSAKA】

2019明治安田生命J1リーグ戦の最終節。有終の美を飾るべく大分トリニータのホームに乗り込んだセレッソ大阪の先発は、前節の清水エスパルス戦と同じ11人。故郷凱旋となる清武弘嗣もキャプテンマークを巻いて先発し、前節と同様、CBの一角には瀬古歩夢が入った。

開始1分、瀬古のパスを受けた柿谷曜一朗が倒されてFKを獲得。ソウザが鋭いキックでゴールに迫ると、藤田直之のロングスローの流れから柿谷のクロスに水沼宏太がヘディング。GKに防がれるも、早速、決定的な形を作る。その後はパスミスからピンチを招くシーンも見られたセレッソだが、「しっかり基準を持って、ボールを動かしてプレーできた」とロティーナ監督も試合後に振り返ったように、テンポよくつないでボールを保持すると、29分、清武が倒されて得たFKのキッカーは再びソウザ。見事な縦回転のコントロールショットが決まり、セレッソが先制に成功した。

41分、オナイウ阿道に裏を取られるも、GKキム ジンヒョンが飛び出してコースを狭めて対処。シュートはクロスバーを越えて、事なきを得た。43分には、相手ゴール前でソウザ、水沼、奥埜博亮、柿谷とつないで水沼がシュート。「どちらがより効果的にボールを動かしていけるかが勝負のカギを握る」と試合前に話していたのはロティーナ監督だが、しっかりボールを握って相手を動かし、チャンスを作る、セレッソにとって上々の前半となった。

【CEREZO OSAKA】

後半、立ち上がりは選手を入れ替えてきた大分に押し込まれる時間こそあったセレッソだが、54分、欲しかった追加点を奪う。松田陸が高い位置で相手のパスをカット。クロスを入れた後のセカンドボールを清武が拾うと、ソウザが前方へパス。松田がヘディングでつなぎ、柿谷が柔らかなタッチで落とすと、奥埜が狙い済ましたシュートを決めた。その後もセレッソは躍動。70分には清武のパスから丸橋祐介、72分には水沼のクロスに奥埜と立て続けにチャンスを作ったセレッソは、守備でも相手の決定機を最小限に抑える。87分、高い位置でボールを奪われて嶋田慎太郎にポスト直撃のシュートこそ打たれたが、前後半を通じて大分に許したシュートは4本。今季15度目のクリーンシートを達成し、見事、リーグ最少失点でシーズンを終えた。

右肩上がりで歩んできた今季の集大成とも言える内容で快勝を収めたセレッソ。順位こそ5位のままで、ACL出場権獲得の可能性は消滅したが、「いい試合ができた。シーズンをとおして1試合1試合を大事にして、成長することができた」とロティーナ監督。来季に期待が持てる内容で、今季を締めくくることに成功した。(文=小田尚史)

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