【J1リーグ第34節 大分 vs C大阪】最終節で快勝を収めたセレッソ。右肩上がりのシーズンの有終の美を飾り、リーグ最少失点も達成!
【CEREZO OSAKA】
開始1分、瀬古のパスを受けた柿谷曜一朗が倒されてFKを獲得。ソウザが鋭いキックでゴールに迫ると、藤田直之のロングスローの流れから柿谷のクロスに水沼宏太がヘディング。GKに防がれるも、早速、決定的な形を作る。その後はパスミスからピンチを招くシーンも見られたセレッソだが、「しっかり基準を持って、ボールを動かしてプレーできた」とロティーナ監督も試合後に振り返ったように、テンポよくつないでボールを保持すると、29分、清武が倒されて得たFKのキッカーは再びソウザ。見事な縦回転のコントロールショットが決まり、セレッソが先制に成功した。
41分、オナイウ阿道に裏を取られるも、GKキム ジンヒョンが飛び出してコースを狭めて対処。シュートはクロスバーを越えて、事なきを得た。43分には、相手ゴール前でソウザ、水沼、奥埜博亮、柿谷とつないで水沼がシュート。「どちらがより効果的にボールを動かしていけるかが勝負のカギを握る」と試合前に話していたのはロティーナ監督だが、しっかりボールを握って相手を動かし、チャンスを作る、セレッソにとって上々の前半となった。
【CEREZO OSAKA】
右肩上がりで歩んできた今季の集大成とも言える内容で快勝を収めたセレッソ。順位こそ5位のままで、ACL出場権獲得の可能性は消滅したが、「いい試合ができた。シーズンをとおして1試合1試合を大事にして、成長することができた」とロティーナ監督。来季に期待が持てる内容で、今季を締めくくることに成功した。(文=小田尚史)
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