リベンジの2020年 フェービー・ヤオ首位通過

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 2019年LPGAツアークォリファイングトーナメントファイナルステージ最終日が12月6日、埼玉県本庄市・こだまゴルフクラブ(6,472ヤード/パー72)で行われた。トップ通過は通算15アンダーのフェービー・ヤオ。2位は通算12アンダーで新人の安田祐香が入った。賞金シードを失った木戸愛(3位)、東浩子(4位)、木村彩子(6位)、藤本麻子(8位)などが、2020年第1回リランキングまでのツアー出場権を獲得し、復活を期す。
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 首位で来季前半戦の出場資格を得た、フェービー・ヤオは、「すごく緊張しました。もう吐きそう。順位は気にしていなかったけど…」と言いながら、プレッシャーと戦った72ホールを振り返る。ただ、「来年も日本でプレーができる。本当に、良かった」と胸をなでおろした。

 ファイナルステージは失敗が許されない。ということで、安全第一を心掛けた。「グリーンの傾斜が強く、ラインが読みにくい。ただ、ショットの調子が良かったので、できるだけ、グリーンはラインのやさしいところに乗せる」ことを徹底。

 2018年の賞金ランキングは15位だった。LPGAツアー通算2勝のショットメーカーだが今季は、不振に苦しんだ。「チャンスをつくることができず、バーディーがとれない。パッティングもどんどん悪くなっていった。自信までなくして…」とくちびるを噛んだ。スタッツが不調を裏付ける。フェアウエイキープ率が5位→16位。パーセーブ率にいたっては9位→53位と大幅ダウンした。シード権喪失は必然の結果だ。

 それだけに、「シーズン後半、少し調子が上がってきたけど、まだ悩みがたくさんある。コーチと相談し、スイングを以前のように戻そうと思います。来シーズン、目標はシード権を取り戻すこと。精いっぱい、頑張ります」と復活を誓った。

 ちなみに、次週は、「台湾で試合がある。今のゴルフを忘れないようにします。また、いつか必ず優勝できるから」。自身へエールを送った。(鈴木 孝之)
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