安田&吉田&西村 笑顔で2020年へ

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

クォリファイングトーナメント ファイナルステージ こだまゴルフクラブ(埼玉県)最終日

 通算12アンダー、2位でルーキーの安田祐香が、来季LPGAツアー前半戦の出場権を決めた。4日間連続アンダーパーのプレーを、「ピンチというピンチがなかった。貯金があり、楽な気持ちでプレーできました。今回はアンダーパーでプレーすることが目標。満足はしたいけど、これからが始まり」。淡々と語った。そして、「開幕戦まで2か月ある。よく食べて、トレーニングをして、特に腰回りなどの弱いところを強化したい。まずは、1勝です」と来シーズンへ抱負を話している。

 一方、同期で最終プロテスト合格を果たした、吉田優利も通算2アンダー、20位でフィニッシュ。ツアー前半戦の出場権を手中にした。「オーバーパーを打たなかったのが良かった。日に日にショットの調子があがり、スコアを崩さなかったのが良かった」と笑顔の会見だった。来季の目標は、「賞金シードを獲りたい。将来は賞金女王、アメリカツアーで戦うことです」と意欲的だ。

 もうひとりのプラチナ世代・西村優菜は、5バーディー、ノーボギーの67をマーク。通算1アンダーで、48位から21位へジャンプアップした。「パッティングに悩まされ、第2日が終わり、もうダメかなぁと思ったけど、うまく調整することができた。きょうはショットの調子が良く、チャンスをたくさんつくれた」と満足そう。来シーズンは、「賞金シード権をとる。また、ショット力をつけ、パッティングでは、3‐4メートルのチャンスを決めることが課題です。オフは、1年間戦える体をつくりたい」と期待がふくらんだ。

 うわさのプラチナ世代は2020年春、プロとしてLPGAツアーデビューする。(森谷 清)
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