木戸愛 よみがえった闘争心&集中力

チーム・協会

【<Photo:Ken Ishii/Getty Images>】

 LPGAツアー クォリファイングトーナメント ファイナルステージが12月3日、埼玉県本庄市・こだまゴルフクラブ(6,472ヤード/パー72)でスタートした。首位は6アンダーで河野杏奈、木戸愛。1打差の5アンダー、3位で吉本ここね、東浩子がつけた。競技は4日間、72ホールストロークプレーで行われる。
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 不振のシーズンがうそのよう。木戸愛が7バーディー、1ボギー、66をマークした。パー5の11番では、あわやアルバトロス達成のスーパーショットを披露。残り224ヤードの第2打は、「ピンへ当たって、横3メートルに止まった」という。

結果は2オン、2パットのバーディーとしたが、勢いが加速し、首位発進につながった。今回は、シード選手だった意地もある。「ショットの精度が良く、特にパッティングが決まった」と話す。9番は13メートルのロングパットを沈め、バーディーを決めている。

 第38回大王製紙エリエールレディスオープンで予選落ち。9年連続シード権獲得の夢が絶たれた。「シーズンが終わって、QTへ気持ちを切り替えた。頑張ろう」と活を入れている。来季へ向け、悩んでいる暇はない。「目の前のことに集中」とじっくり練習を積んできた。

 一方、前週末はLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップをテレビで観戦。「もう一度、リコーカップに出たい」とエネルギーが全身へ満ちてきた。残り3日間のテーマは、「自信を持ってやりたい」。表情がより引き締まった。(鈴木 孝之)
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