首位のテレサ・ルー『私が勝っていいの』

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【<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>】

 LPGAツアー最終戦・公式競技『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(1億2,000万円、優勝賞金3,000万円)が11月28日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,535ヤード/パー72)で開幕。テレサ・ルーが5バーディーで首位に立った。2打差の3アンダー、2位に古江彩佳。2アンダー、3位タイで渋野日向子、柏原明日架がつけている。賞金ランキング首位の鈴木愛はイーブンパー、10位タイ。同2位の申ジエは、3オーバー、26位タイから巻き返しを狙う。(天候:曇り 気温:13.9℃ 風速:4.2m/s)

 過去5年間で2勝。今大会と抜群の相性を誇る、テレサ・ルーがファイナルにかける。5アンダー、首位スタートに、「今年初めてじゃないですか」と久々の囲み取材にご機嫌だ。もちろん、今年初ではないものの、久しぶりということは間違いない。

 「最後の試合で、優勝したら格好いい。でも、賞金女王争いに関係のない人が勝ったら、どうでしょうか」。この日のベストコメントともいえるひとことに、ドッと笑い声が上がる。それだけに今季、未勝利だったことがうそのようだ。「優勝できなかったことは、すごく悔しいです。しかし、勝てなかった理由が何かある」とひと息ついて、「スイングを考えすぎたかもしれない。試行錯誤をしてきて、たどり着いたのはリズム良く、クラブを振ることでした。もし、リズムが良くてボールが曲がったら、それはもう、仕方がないことですね」という結論を出した。

 だから、迷いがない。「きょうも、危ないところがあった。少しのミスならたくさんありましたよ。しかし、大きなミスをしなかったからこそ、耐えることができた。ノーボギーは良かったです」と言葉が弾む。一方で、難コースへ挑戦意欲をかき立てられたことも確かだろう。「距離が伸びましたね。それから、ティーイングエリアの景色が違います。プレッシャーが襲ってくる」と解説。

 ちなみに、久々の高麗グリーンの攻略法といえば、「グリーンの読みは、直感です」とも。勝負師のシックスセンスもよみがえった。
(森谷 清)
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